今回のコラムは、以前に書いたコラムの続きになります。もし当該コラムをご覧になっていないようであれば、ぜひ、こちらをご覧下さい。
さて、今回のテーマ、これで締めくくりです。
自己紹介。たかが自己紹介、されど自己紹介・・・。ただ単にみんなに伝えるというだけでなく、ぜひ自分にとって有益となる自己紹介にしましょう、と。
そして、自己紹介を深く真剣に考えることは、いろいろな発見をもたらしますよ、と。そんな話をさせていただきました。
未来の自己紹介プロフィールを書き出してみよう
そして今回とりあげるのはは、もう一つの視点です。前回は、深く掘り下げる視点について考えました。
今回は、自分にとって有益となるものとするため、もう一つ、未来を見るという視点を加えたいと思います。それは自分のこれからの自己紹介をつくりあげること。つまり、未来の自分を創ることです。これが「未来プロフィール」の考え方です。
一般的に自己紹介を考えるとき、自分の現状や過去をとらえて自己紹介をつくるのが普通です。しかし、自分の未来や将来像をとらえて自己紹介をつくってみるということです。
つまり、現在の自己紹介だけでなく、3年後の自己紹介、5年後の自己紹介、10年後の自己紹介を考えてみるのです。自分の未来のプロフィールを創ってしまうという考え方になります。
未来をみすえたプロフィールとは?
例えば、3年以内に社労士になりたい人であれば、人前で、このように話すところをイメージします。
あるいは、来年、どこか憧れの企業に入社したいなら、
といった具合です。
未来型プロフィールをつくったら、現実と対比してみよう
これ、何度もイメージしていくと、必ずどこかで、引っ掛かりを覚えるようになるはずです。なぜなら現実との相違があるからです。
現実とは異なる未来なので、それを現在の時点でプレゼンすることに「恥ずかしさ」を感じる人もいるでしょう。たとえば、このような感情がわいてくるはずです。
・ちょっと不自然だな。もっと何かができていないと。では、明日から何にとりかかろう?
・もっと実績を積まないと、いきなりそこにはたどりつけないな。ならば、もっといろいろ取り組まなければ!
などなど。
□ □ □
未来の自己をつくる自己紹介。こうした視点で自分を見つめることができた時、成長に飛躍がつかない方がおかしいのです。
本当かなぁと思う方がいるかもしれません。
でも、例えば私の先輩には、これによって現実を変えたという方が実際にいるのです。
就職活動1年前にこれを実行して自己変革を実現した結果、就職活動の自己紹介で、すごい実績を入れ込むことができ、人事担当者を驚かせるようなアピールができてしまったのです。
□ □ □
特に学生の皆さん。自己紹介を考えるとき、小さな視点でまとまらないで下さい。
(1)マニュアルに沿って自己紹介を考えるのか (=過去に基づく自己紹介) (2)あなたの人生の可能性をふまえて自己紹介をつくるのか |
企業にとって、どちらが有能な人間だと思うでしょうか?
どちらの方が、人間的成長を遂げる可能性が高いでしょうか?
自己紹介。本当に深いテーマです。現状に満足する自己紹介ではなく、未来を志向し、未来に結果を創り上げるような、そんな自己紹介でありたいものですよね。あなた自身の未来のプロフィール。ぜひじっくり考えて設計してみて下さい。
【このテーマ:おわり】
このコラムは、2007年12月19日に配信したメールマガジンを転載したものです。
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2008年1月27日 渡邉 裕晃
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