■注:今回のテーマは、全国の社長さん向けのブログです。 |
本音レベルで話す時、大方の社長が共通しておっしゃるテーマですが、いわゆる「社長業の苦労」問題があります。
これは、どんな会社の経営者でも、共通して感じることなのだろうと思います。本当にいろいろな社長さんが語られていますから・・・。
たしかに過去にも、「自分で会社を立ち上げた渡邉さんにだから言えることなんだけどさぁ・・・」と、そんな枕詞を添えて、ご自身の心情を語ってくれた社長さんもいました。
何十年という長きに渡って経験してきたとしても、皆さん、同じことをお感じになるのだなぁと半ば不思議にすら思うテーマです
孤独だったり重圧だったり決断だったり、いろいろあるでしょうが、皆さん、割と共通しているようなので、あえて具体例は書きませんが・・・。
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サムスルの同業だけを見ても・・・、
例えば先月に入って、オプトの海老根社長が、著書「会社を替えても、あなたは変わらない」の中で、
同じようなことを赤裸々に語られています。
また、今月に入ってからは、サイバーエージェントの藤田社長がご自身のブログの中で、表現を変えながら、また同じようなことを吐露されています。
お二方があまりに明らかに表現されているので、私はそれを読んでいて、思わず「おおっ」と思ってしまいました。業績の悪い状況に苦しむ社長だけでなく、業績好調の社長ですら、同じような思いを抱えているということです。
(でもそれを苦しむのではなく、楽しむ心があるのは共通し、また共感します!)
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もっとも私の場合、彼らに比べると、比較にならないくらい、まだまだ小さな会社でしかありません。
でも、「10年以内に消滅する法人がほとんど」という厳しい社会の中で、「社長職」を9年超も経験させていただいている身としては、
(社長業をきちんと全うできているかどうかは別にして)
・社長とは何か
・経営者とは何か
これは、いつも考えさせられる、遠大なテーマです。
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いろいろな社長さんが語られる「社長業の苦労」問題については、若造の私としても、いろいろ共感させられるところが少なくありません。
創業の頃から、苦労が山積の中をくぐりぬけてきましたが、それでも、年を経るごとに、いろいろな次元の苦労を経験させていただき・・・、
創業の頃に感じていた苦労と、現在の苦労とでは、また異なる重みがあるなと、改めて実感します。
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昔は知覚することのできなかった「経営者の苦労」の重み。経験を重ねる中で、時と共に、それを感じとることのできる範囲は次第に広がってきました。
これは、とてもありがたいこと。
苦労ではあっても醍醐味なのだなとも思える瞬間があります。
経営歴何十年という社長さんとも、徐々に感情レベルでの意気投合ができるようになってきたことは、自分自身、ちょっとは成長できたのかなと思えるきっかけにもなっています。
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藤田社長はブログの中で、こう言います。
獲得があっても一方で代償があり、まったくもって、トレードオフだと。だから、人それぞれであって、何が幸せかは言えない。でも、それを繰り返す中で、自分なりに幸せを見出していくのが大事なのだろうと。
社長業の苦労を楽しむということですね。
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つくづく社長業というのは奥深いなぁと思います。そして、だからこそ、経営者同士での意気投合というものが存在するのだろうなと、私は心の底から思うのです。
ちょっとした修行僧のような世界なのかもしれません。
私は、これを、素晴らしい世界だと思っています。そして楽しい・・・。
【このテーマ:次回につづく】
2008年5月21日 渡邉 裕晃
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