今回は「人生の現役とは何か」という話。
人生80年時代。
すでに2005年9月末の時点で、
100歳以上の高齢者数は、実に2万5千人を超えています。
でも、そのうちどれだけの期間を「現役」として生きられるか、
考えてみたことはあるでしょうか。
平均で80歳まで生きられるとしても、
例えば、80歳までフルに元気で生きられるのか、
あるいは70歳を境に、残り10年は寝たきりになってしまうのか。
同じ80年を生きるのであっても、その人生は大きく違ってきます。
□ □ □
ある2人のカーマニアの話です。
Aさん。とにかく車が大好きな40代。
「あれにも乗りたい、これにも乗りたい!」
残り人生を使って、どんどん車に乗っていきたい。
平均寿命である80歳までは、あと40年近くあるじゃないか。
そういうマニアの方です。
いよいよ、車に乗っていこう。
そういう矢先、カーマニアとしての夢を果たせぬかたちで、
彼は世を去っていきます。
□ □ □
Bさん。とにかく車が大好きな50代。
仕事に遊びに全力投球!
すでに4台、いや5台もの車を所有し、
地元でも有名なカーマニアだったそうです。
それはたとえば
「●●色ベンツの●●さん」という愛称がつくほどのカーマニア。
もっともっと車に乗って遊びたい!
こだわりの名車をずらりとそろえ、地元民にも愛されるカーマニア。
ところが彼は、すべての車を処分する決断をします。
50代の若さにして白内障になり、運転が危険になったため。
でも、カーマニアとしての夢は果たせたのです。
□ □ □
これは、私の身近に起きた実話です。
そして、つくづく思うのです。
「人生の現役」とは、本当に有限なものなのだなぁと。
□ □ □
人生を80年スパンで考えて、人生計画を立てるのも良いことです。
老後の楽しみを構想するのも良いでしょう。
でも、80年もの人生を全うできる人は、全員ではありません。
全体の中の一定の割合しかいないわけです。
そして、80年を生きることができたとしても、
そのうち「人生の現役」期間が100%を占めるとは限りません。
□ □ □
「将来いつかやってみたいと思っていること」
もう始めていますか?
「今の自分には、まだ、できないことだ」
そんな風にあきらめて、先延ばしにしていませんか?
「将来いつかやってみたいと思っていること」
もしそれが今すぐできないことだったとしても、
それを可能にするための準備行動は、何かできるはずなのです。
□ □ □
どんなに健康に留意していたとしても、
いつできなくなるかわかりません。
いまやる!
いまできることは全力で!
できるだけのことはチャレンジしてみること。
とても大切なことのように思います。
□ □ □
「まだまだ、早すぎるのでは?」
たしかに、そうかもしれません。
でも、やってみる。
それによって新しい世界が見えてくることもあるでしょう。
何もやってみないよりは。
そんな世界をのぞいてみる。きっと楽しいはずなのです。
□ □ □
「将来いつかやってみたいと思っていること」
もう始めていますか?
「今の自分には、まだ、できないことだ」
そんな風にあきらめて、先延ばしにしていませんか?
さぁ、やってみましょう。
「人生の現役」を謳歌しましょう。
遊びであっても、仕事であっても。
だって、せっかくいただいた貴重な人生なのですから。
このコラムは、2008年5月14日に配信したメールマガジンを転載したものです。
■10年続けてきたメルマガのバックナンバーと
購読申し込み(無料)は、こちらからどうぞ!
2008年6月8日 渡邉 裕晃
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【社長ブログ】時の運と人の縁をきわめる日々の記録
────────────────────────────
【メルマガ登録】Samsul’s Choice(1997年創刊)
────────────────────────────
【 会社HP 】株式会社サムスル(ネット広告代理店)
【 1×1×1=100を創る「成長縁(R)」創出カンパニー 】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━