「趣味は何ですか?」を問われると、私は「時の運と人の縁を磨くこと」と答えています。このブログや、私が発行しているメルマガも、「時の運と人の縁を究める」をテーマにしています。
「時の運」とか「人の縁」とか言うと、他力本願な考え方であるかのように思う方もいらっしゃいます。でも、これは優れて自力志向の考え方なのです。今回はこのテーマについて書いてみます。
運は自分で運ぶもの
かつて、あるお寺さんが、大きな声で、「運は運ぶと書きましてぇ、自ら運んでくることが大切ですぅ・・・」などと言って、しきりにお守りを販売している光景に遭遇したことがあるのですが(笑)・・・、
それは別にして、「運は運ぶもの」という表現、とても素敵だなと思いました。
・何もしていないのに誰かが運んでくれるものではない。
私はそう考えています。これは人の縁についても同じこと。
発明王エジソンが言ったこと
エジソンは、かつて新聞記者からの意地悪な質問を受けました。「電球の発明まで、2万回も失敗していますが、その失敗について、どう思いますか?」と。
彼は答えました。「私は失敗していません。2万回の経験をしたことで、電球の発明に成功したのです」と。つまり「2万回の挑戦」という努力がなければ、成功しなかったわけです。
また彼は「天才とは何か」と問われて、「99%の努力と1%のインスピレーションだ」と答えています。
努力の重要性を表現したものと言われていますが、こうとも考えられないでしょうか。要は、努力に努力を重ねつくすと、その時ようやく「成功」というご褒美がやってくると。
・目の前のあらゆることに、努力をマックスで注ぎ続ける。
・すると、「時の運」や「人の縁」がやってくる。
そういう考えです。
努力だけでは説明のつかない偉業は、なぜ生まれるか?
常人を超えた結果というものは、時として、努力の集積だけでは説明しがたい偉業であることがあるものです。例えば、ひらめきだったり、勘だったり。
でもそれは、努力の集積があってこそ、訪れたものであるはずなのです。
きっと皆さんにも、経験はあるはずです。
こんなことできちゃった! とか、こんなこと思いついちゃった! とか。
たいていの場合、それが本当に優れた思いつきだったとしたら、その前からずっと、意識的か無意識的かを問わず、努力をし続けていたことのはずなのです。
極限まで努力を重ねることで、幸運を招き入れるという考え方
人生の成功法則の一つとして、京セラ創業者の稲盛和夫さんは
「誰にも負けない努力」と表現しています。
ワタミ創業者の渡邉美樹さんは「神様に認められるような努力」と表現しています。
表現は違えど、成功者と呼ばれる人たちの多くは、「ありえないくらいに徹底的な努力」こそが、人生を拓くための大事な道なのだということを繰り返し述べています。
【このテーマ:次回につづく】
このコラムは、2008年6月28日に配信したメールマガジンを加筆・転載したものです。
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