幸せを創り出す力としてのベンチャーマインド(1)

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今日は、雑誌「ベンチャー通信」のイベントにお招きいただいて、参加させていただきました。その名の通り、ベンチャー経営者で盛りだくさんのパーティー。会場は、あふれんばかりの大盛況でした。

知り合いも散見されて、中には、しばらくご無沙汰の懐かしい方々も・・・。

ところで、今回はベンチャーマインドについての話。

ベンチャーマインド。
それは、どんな状況にあっても幸せを創り出そうとする力。

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ある個人が新しく飲食店を出すとしましょう。
資金の豊富な大企業ではなく、資金力の乏しい個人が一からスタートする場合です。

飲食の教科書を読んで、マニュアルに沿って動く。
店舗物件探しをします。家賃だけでなく保証金もかかる。
内装を依頼します。企画も実行も。これでお金がかかる。
厨房機器を用意します。新品は高い。良い物は高い。これでお金がかかる。
マニュアルに沿って動いていく。

これ、膨大な資金がかかります。

良い店ができるかもしれません。
でも、投下資金を回収しきるまでの期間についても、膨大な期間が必要になってきます。

 
     □     □     □
  

「店を出すには、それくらいの資金がかかるのが普通です」
そう言われて、何も考えずそのまま動こうとする人もいるでしょう。

でもそんなお金あるんですか?
誰が用意するんですか?
どうやって、取り返すんですか?
(お金は、打ち出の小槌で出てくるものではありませんからね)

他店よりも回収期間が長いということは、それがお客様にお願いする価格に転嫁するということです。
お客様へのサービスの質もなかなか上げられません。
回収を他店よりも強化しなくてはいけない。
人件費にも転嫁するということです。
 
 
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結果として、小規模資本がこの方法を取ると、良い店はできません。

表向きは良い店ができあがるかもしれません。
でもそれはスタート時だけ。

結果として、こういうお店は長く続きません。
良い店ができても倒産可能性を高めている以上は、続かないのです。

まずは倒産しないだけの良い店を作る必要があります。
それは、店舗に膨大なお金をかけるということではありません。
 
 
     □     □     □
 
 
「店を出すには、それくらいの資金がかかるのが普通です」

たしかにそうかもしれない。
でも、それによって、続かない店を創っても仕方がありません。

ここで必要になるのがベンチャーマインドです。
知恵を総動員する。行動を総動員する。そういうこと。
 
 
     □     □     □
 
 
「普通は、このくらいのお金がかかります」
それを信じてそのまま動くのか。

あるいは、
そんなお金をかけずに、もっとうまくできないものか、
必死になって考えて行動して実現させるのか。

ベンチャーマインドがあるかないかというのは、大きな差異となって現れます。
 
 
 【このテーマ:次回につづく】

幸せを創り出すベンチャーマインド(2)正攻法か、知恵で勝負するか
今回のコラムは、前回コラムの続きになります。もし前回コラムをご覧になっていないようであれば、ぜひ、こちらをご覧下さい。   ...

 
 
 
 2008年8月26日             渡邉 裕晃
 
 
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