インドネシアのコピー屋の活用法|製本でバラバラの本が修理できた!

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よく日常的に使っている本が壊れ始めてきたら、皆さんはどうしますか? 今回は、私が頻繁に活用している辞書をインドネシアで修理してもらった体験をご紹介します。

表紙が取れてバラバラになりつつある「辞書」をインドネシアのコピー屋(デジタルプリンティングショップ)で修理してもらいました。こんなにきれいに補修できるとは驚きでした。実に感動的でしたよ!




バラバラになった辞書の修理、きれいによみがえった驚き!!

インドネシア語の辞書を修理【写真:修理後の辞書に、修理前の表紙を当ててみると2mmほどの削り跡が】

私がよく使っているインドネシア語の辞書は、「最新インドネシア語小辞典」。とても使いやすい「お気に入り」辞書なのですが、欠点は、「自費出版」ゆえに、製本がしっかりしていないことです。

使い始めてから、まだ3年も経過していないのですが、背表紙がはじれ、表紙がはずれ、中のページも分離し始め・・・。最初は我慢しながら使っていたのですが、辞書を引く度に「ページの分離」が気になってしまい、なかなか集中できません。

また、背表紙と本体が分離し始めたことから、このまま使い続けるとさらに分離してバラバラになりそうな状態です。そこで今回、インドネシアの印刷所(デジタル・プリンティングショップ)に行って、相談をしてみたところ・・・「修理できますよ」と。作業はわずか1日で完了。きれいに蘇りました。びっくりです。

表紙を修理する前と、修理した後の違いは?

修理前はこちら。

インドネシア語の辞書を修理

修理後はこちら。

インドネシア語の辞書を修理

表示の紙質が変わり、表紙の印刷はちょっとだけかすれた感じ。でも自分で使う辞書としては、まったく問題がありません。

今までは、ページが分離しつつあるため、おそるおそる注意しながら辞書を引いてきました。まったく集中できなくて、時にはイライラさせられることもあって・・・。

でも補修してもらったら、もう新品同様に戻りました。気にすることなく、バンバン辞書が引けます。バラバラになりつつあったものが、きちんと製本されて、とてもうれしい気分です。正直な話、これほどまでにきれいに再生できるとは思ってもみませんでした。

お気に入り本は、壊れたからいって安易に捨てるべきではない!!

お気に入りの古い本

この「最新インドネシア語小辞典」。本当に使いやすいのです。今までに使ってきた何種類かのインドネシア語辞書と比べても、しっくりくる訳に、要領を得た訳。

インドネシア語学習者の皆さんには、いつもおすすめしている辞書です。日本で販売されていますが、書店売りはされていません。

最新インドネシア語小辞典|定番のおすすめ辞書、その魅力を徹底解剖!
インドネシア語の辞書ならオススメは「最新インドネシア語小辞典」です。東京外国語大学名誉教授の佐々木重次先生が作られたもので、書店売りはしていません。びっくりするほど優れた辞書で、インドネシア語学習者なら必携ですよ。その魅力に迫ります。

使い始めて3年と経過していないのですが、昨年末には、背表紙が外れてしまい・・・、後ろのページから、少しずつ分離し始めました。しばらく、そのまま使っていたものの、今年に入ると、表の表紙も外れてしまい、他のページもはずれていく気配が。

中途半端に外れているページ。手で押さえながら、なんとか使っていたのですが、どうも使いづらい。このままだと、さらに分離が進みそう・・・。買い換えるにしても私が住むのはインドネシア。日本で買ってから誰かに持ってきてもらうというのも時間がかかるし・・・。なんとかならないかな・・・と、ダメ元でコピー屋に相談してみることにしたのです。

インドネシアのコピー屋で、わずか1日で修理できた!!

インドネシア語の辞書を修理【写真:背の部分も、きちんと印刷されていました】

地元のインドネシアのコピー屋に行って、恐る恐る「これ、直せますか?」と聞いてみました。もう補修はできないレベルかな・・・と諦めつつ聞いてみると、なんと!! いつも簡単に「あぁ、問題ないですよ」と。

結果として、表と裏の表紙部分は、すでに背の部分から切れてしまっているので、同じような色の厚紙で代替です。

表紙については「厚めの紙を使って適当に強化できさえすればいいや」と思っていたのですが、わざわざ表紙の文字を印刷して、きれいに再現して修復されていました。

製本の部分もしっかり直って、辞書が蘇りました。よくよく見ると、以前の表紙と今回の表紙では、高さが2mm程度小さくなっていました。

インドネシア語の辞書を修理【写真:修理後の辞書に、修理前の表紙を当ててみると2mmほどの削り跡が】

ということは、全体を1ミリくらいずつ削ったのかな・・・と。

右手で頻繁にページをめくるので、以前の辞書には、右側に手垢が付き始めていました。でも、いまの辞書を見ると、真っ白に。

インドネシア語の辞書を修理【写真:手垢のついた部分はきれいに消えました】

上側と下側、そして側面については、それぞれ1mm程度、全体的にカッティングまでしてくれたようです。(ブックオフで販売されている文庫本のように)

まるで新しい辞書を手にしたようで、なんだか不思議な気分です。

本の補修サービスは日本にもたくさん!!

その後、ネットで調べてみたところ、京都大学の図書館業務改善検討委員会が、Youtubeで解説動画を作成していました。

資料保存環境整備部会というところで映像化したものだそうです。こうしてみると、本の修理の世界って奥深いですね。

■外れたページの付け直し

■外れた背の直し方

また、「自分で本を修理をするのは面倒だ」と感じる人は多いと思いますが、こういう本の修理屋さんというのは、意外と存在するようです。

例えばこちら。「修理前」と「修理後」の写真が満載で、「へぇ・・・」と、けっこう見てしまいますよ。

(1)和綴じ本 論文製本 本の修理など製本ならなんでもOK – 本の修理

(2)実例「背表紙が取れてしまった辞典を修理して!」 / 本の修理はブックスドクター

「割れ窓理論」から学ぶ、お気に入り本を補修すべき理由!!

割れ窓理論

本は絶版になっていない限り、書店で買い直すことができます。でも、こういう「お気に入り」のものって、やはり同じように直してでも使いたいんですよね。そして、お気に入り本であってこそ、頻繁に修理をすべきだと私は感じます。

環境犯罪学の世界で「割れ窓理論」(Broken Windows Theory)という考え方があるのをご存知ですか。アメリカの犯罪学者ジョージ・ケリングが提唱したもので「破れ窓理論」や「壊れ窓理論」、「ブロークン・ウィンドウ理論」とも呼ばれる考え方です。

ごくごく小さな犯罪であっても徹底的に取り締まるからこそ、大きな犯罪の発生が抑止できるという理論です。例えばある建物があって、その窓が壊れているのを放置していると、だんだん他の窓の扱いも粗雑になったり、誰かが窓を破壊したりするようになるというのです。

これは「本の破れ」も同じだと思います。本の補修をしないで放置していると、だんだん取り扱いが雑になるのです。ページが外れ、放置して、雑な扱いをして・・・さらにページが取れていって破壊されていくという流れが起きます。辞書なら使わなくなります。でも補修をすれば、丁寧に取り扱うようになり、さらに活用したくもなってくる・・・というわけです。

ディズニーランドも重視する「割れ窓理論」!!

ディズニーリゾートと割れ窓理論

お気に入り本であってこそ、古くても活用すべきだと思います。私にとってこの辞書は本当に役立つ本です。役立つ本だからこそ、古くなっても使い続けたい・・・でも壊れつつあって。今回、修復に成功して新品同様に戻りました。ますます丁寧にしていきたい存在です。

そしてこの「割れ窓理論」ですが、これを使って成功している企業がディズニーランドだとされています。ちょっとした故障や傷があればすぐに修繕してきれいにする・・・それを徹底することで、従業員や顧客のマナーも向上できるというわけです。

お気に入り本もそうだと思います。大事な本こそ徹底的に使いましょう。徹底的に使えば壊れることもあるはずです。壊れたらすぐに直しましょう。メンテナンスをしていきましょう、ということです。あなたのお気に入り本は、さらにさらにあなたにエネルギーを与えてくれることになるはずです。

お気に入り本なら、どんどん修理してメンテナンスしよう!!

日本でこうした本の修理をすると、時間もかかって一定の金額がかかります。上記の日本の例を見ても、補修に4日から1週間。費用も数千円というレベルのようです。

しかしインドネシアだと、ある程度のコピー印刷屋にお願いすれば、簡単にできてしまいます。(質は日本の方が高いと思いますが)

今回の私の辞書の修理も、わずか1日。費用は・・・、今回、他にもいくつか頼んだので内訳がわかりませんが、たぶんこの辞書の修理だけだと100円かかったかどうかくらいかと。インドネシアで暮らしていると、こういうのが手軽にできて便利だよな・・・と感じます。

でも日本においても、たくさんのサービスがあります。お気に入り本は、補修してでも使い続けるべきだと私は思います。今回の修理体験を通じて改めて実感させられました。

本はどんどん修理して活用しよう!!

お気に入りの古い本

こうした「本の表紙が外れる」現象は、背の糊が薄かったり、もともと厚い本にはよく見られる現象なのだそうです。

バラバラになりつつあった「お気に入り」の辞書。ほぼ元のように戻りました。表紙の再生だけしてくれればOKなのに、上下と横も1mm幅でカッティングされて、新品のように蘇りました。

上側のカッティングで、真っ白に。

インドネシア語の辞書を修理

横もカッティングされて、このように。

インドネシア語の辞書を修理

まるでおじいさんが、息を吹き返したかのように、いっきに若返った感じ・・・。頼んでみて良かったです。皆さんも、もし息を吹き返したい本があれば、ぜひ補修にチャレンジしていただきたいと思います。

サムスル
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時の運と人の縁を極める日々の記録 】  渡邉 裕晃
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