インドネシアは世界でも有数の「親日国」であると言われています。いわゆる「日本好き」が多く、特に若者層ともなれば、アニメやマンガに夢中な人も多いです。
そうした中、大学や高校の学園祭として、「日本祭」を開催するところが、特にここ数年で増えている印象があります。日本をテーマとした文化祭です。びっくりしませんか?
以前「週刊アスキー」のインタビュー記事、「なぜインドネシアでは日本のポップカルチャーが人気なの?」の中でも語ったことですが、こうした「日本イベント」、本当に人気なのです。まさに「親日国インドネシア」ならではのイベントとも言えそうです。
先日、私の地元である東ジャワのマランにあるムハマディア大学(Universitas Muhammadiyah Malang)で、日本祭「Daisuki Japan」が開催されました。この時の様子をご紹介します。
【写真:日本好きで知られる現地アイドルグループ「Lumina Scarlet(ルミナ・スカーレット)】
目次
- 1 ムハマディア大学マラン校の場所は?
- 2 インドネシアの大学の日本文化祭、なんと入場料が!!
- 3 インドネシアの若者には、日本のアニメが大人気
- 4 おにぎり、たこ焼き、お好み焼き。まるで日本の文化祭!!
- 5 インドネシアは「コスプレ」の人気ぶりも半端ない
- 6 フィギアのコンテストまで行われる本格派!!
- 7 日本の歌を歌うアイドルグループたちのコンサートも!!
- 8 インドネシアで有名な日本人歌手、加藤ひろあきさんも!!
- 9 日本マニアに人気の「痛車」まで
- 10 インドネシアで人気の「吉野家」も出展!!
- 11 インドネシアでは日本のポップカルチャーが人気!!
- 12 親日国インドネシア、各地で開催される日本文化祭に行こう!!
ムハマディア大学マラン校の場所は?
ムハマディア大学マラン校(Universitas Muhammadiyah Malang)は、1964年に開校した大学で、東ジャワのマランにあります。地元マランでは、略称「UMM」の名前で呼ばれています。
マランは東ジャワ州で2番目に大きな都市で、大学が多い学園都市としても有名です。なお飛行機でマランへ行く方法はこちらです。
このムハマディア大学マラン校は学生数が多いことでも知られています。海外からの留学生も受け入れており、少数ではあるものの、日本人学生もいます。
インドネシアの大学の日本文化祭、なんと入場料が!!
入口で入場料を払い、さっそく中に入ります。
【写真:日本祭「Daisuki Japan」の入口で】
入場料は、1人25,000ルピア。約250円です。
「なんだ、安いじゃないか」と思うかもしれませんが、こちらの普通の若者にとっては、意外と高い設定です。
【写真:チケット売り場】
それでも会場に入ると、すでに大勢の若者でにぎわっていました。
【写真:たくさんの「日本好き」の若者たち】
【写真:コスプレ姿の人たちも】
インドネシアの若者には、日本のアニメが大人気
屋外スペースには、たくさんの出店ブースが。
例えば「アニメグッズ」も大人気。
【写真:アニメグッズの釘付けの若者たち】
【写真:キャラクターグッズを販売するのはイスラムの女の子】
【写真:どんどん売れていきます】
おにぎり、たこ焼き、お好み焼き。まるで日本の文化祭!!
もちろん「日本料理」も、お約束どおり、定番の安定した人気ぶり。
インドネシアは「コスプレ」の人気ぶりも半端ない
コスプレ姿の人たちも大勢います。インドネシアの若者たちを見ていると、日本文化、日本のポップカルチャーが、いかに注目を集めているのかという現状を、随所で確認することができます。
【写真:コスプレイヤーには、次々と写真撮影の依頼が】
【写真:猫耳つけています・・・】
【写真:こんな人たちも】
フィギアのコンテストまで行われる本格派!!
屋外だけでなく、屋内会場の中にもたくさんのブースが並び、アニメ関連、アイドル関連、フィギアのコンテスト・・・。
【写真:応募されたフィギア作品の数々】
【写真:フィギアに注がれる審査員の視線も真剣です】
日本の歌を歌うアイドルグループたちのコンサートも!!
そしてステージには何組ものアイドルグループが。いわゆる日本式のアイドルたちです。
【写真:「Lumina Scarlet(ルミナ・スカーレット)】
【写真:地元のアイドルのコンサート】
観客には日本人がほとんど皆無なのに、日本語の歌を歌ったり、流暢な日本語で自己紹介をしたり。そして、アイドルオタクたちが集結しての大絶叫!
インドネシアで有名な日本人歌手、加藤ひろあきさんも!!
日本人歌手のゲストも招かれていましたよ。今回ステージで熱演したのは、加藤ひろあきさんと、HARUKAさんという2名でした。大学の学園祭とは思えないような、すごい予算ですね・・・。本格的です!
【写真:ステージには日本人歌手加藤ひろあきさんとHARUKAさんの姿も】
日本マニアに人気の「痛車」まで
バイクや車、そして自転車による「痛車」の展示があったり・・・、
って、びっくりしますか? インドネシアでは「痛車」のマニアもいるのです。
インドネシアで人気の「吉野家」も出展!!
日本食関連のブースもたくさんありましたが、なんと「吉野家」も出展していましたよ!
【写真:吉野家の販売ブース】
インドネシアでは日本のポップカルチャーが人気!!
以前「週刊アスキー」のインタビュー記事、「なぜインドネシアでは日本のポップカルチャーが人気なの?」の中でも語ったことですが・・・、
インドネシアは、いわゆる「日本好き」が多くて、特に若者層ともなればアニメやマンガに夢中な人も多く、こうしたイベントも意外と多く開かれています。
【写真:このガンダムには人が入っています】
「日本好き」が多くて、本当に嬉しくなります。
アニメ好きでなくても、また、アイドルオタクでなくても、とても楽しいイベントです。
「あれ、Watanabeさん!」って、声をかけてくれる現地の日本マニアの知人にあったりするのも楽しいひととき。
現地の知人がいくつか日本食のブースを出していて、「味どうかしら?」って、心配そうに聞いてくるのも、すごく熱心な感じが伝わってきて、「応援したい!」と思わせるに充分なものがあります。
親日国インドネシア、各地で開催される日本文化祭に行こう!!
こうした日本祭は、今やインドネシア各地で開催されるようになっています。またいろいろ参加してみたい!
皆さんも、インドネシアに来る機会があれば、ぜひ地元の大学で「日本祭」が開催されていないか、確認してみてください。そして、もし訪問のタイミングと開催のタイミングが一致したら、ぜひのぞいてみてください。彼らの熱気は、きっと刺激になるはずですよ!
初めてインドネシアに来る日本人の声を聞くと、「どうしてこんなに日本が愛されているんだろう?」と感じる人が多いようです。そんな「親日国インドネシア」を、一人でも多くの方に実感してほしいなと願っています。
■参考:このテーマに関連するブログ記事です。こちらも、どうぞ。
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【 時の運と人の縁を極める日々の記録 】 渡邉 裕晃
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