インドネシアのお葬式|我が祖母の急逝、そして現地の葬儀に参加して

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「インドネシアでの葬儀」と聞いて、どんな様子をイメージしますか?
イスラム形式? 何か原始的な感じ・・・?

日本にとって「インドネシア」は遠い世界なのかもしれませんが、インドネシアは本当に多様な社会。「インドネシア=イスラム」みたいに、短絡的に決めつけることのできない複雑な様相を見せている社会なのです。

・・・と前置きが長くなっていますが、インドネシアのお葬式事情を詳しく知りたい方は、こちらをどうぞ。

インドネシアの葬儀|非イスラムのキリスト教系の葬式と火葬の内容は?
インドネシアの葬儀(葬式)というとイスラムやヒンズーが取り上げられがちですが、非イスラムであるキリスト教系の葬式の風習について東ジャワ・マランの火葬場を事例に解説します。少数派ゆえ注目されにくい分野。ぜひご覧ください。

今回は、インドネシアの祖母の葬儀に出席する機会があり、それについてご紹介したいと思います。




インドネシアの祖母の緊急入院、そして予想外の急逝

最後に書いた前回のブログはこちら。もう半月にも渡って、ブログを書かずにいました。

本日からインドネシアに行ってきます。
本日からインドネシアに行くことになりました! ここのところ、仕事で忙殺されていて、 朝だったのが、気づいたら夜・・・という毎日。 あま...

インドネシアに10日ほど行ってきて、その「旅ボケか?」と思われそうですが・・・、上記ブログにあるように、現地に住む祖母が緊急入院してのお見舞い。そして、予想外での急逝で滞在延長、葬儀への参加、という日々だったのです。


【写真:葬儀では私が遺影を持つ担当に(写真がボケていますが)】

いろいろな思いがあり、整理ができず、でもブログに残しておきたい(残さないといけない)という思いもあり。思いの整理が完成できずとも、まずは「とりあえず」でも書いておこうと、そういう思いから、以下、記しておきます。

インドネシア現地で、ツイッターとフェイスブックに発信した内容を抜粋します。

インドネシア:写真でうまく撮れませんでしたが巨大な月が出現(病室から見えた景色)
【写真:写真でうまく撮れませんでしたが巨大な月が出現(病室から見えた景色)】

インドネシアの祖母との想い出

私は2歳の時から、ほぼ毎年のように、インドネシアの祖母の家を訪れていました。

それぞれ約1週間超くらいの滞在で、また大学生の時代には1ヵ月半滞在していたこともあったので、おそらく合計で40週間くらいはお世話になったはず。
 
インドネシア:自宅で3日間ほど安置
【写真:自宅で3日間ほど安置(中央にあるのが棺)】
 
一方で、祖父母も毎年のようにおよそ数週間ずつというスパンで、日本の我が家に泊まりに来てくれました。だから祖母との思い出となると、東京のデパートに行って、それこそ頻繁に、おもちゃを買ってもらえたこと(笑)。
 
 
       □     □     □
 
 
私にとってインドネシアの影響は大きく、20年前にインドネシアの祖父が亡くなり、そして今回、祖母も亡くなり、世代が途切れた・・・という感覚。これにともない、やはり強く強烈に思うのは、世代交代の重みと責任感です。

私自身、家族と子供をもったということも、その思いに拍車をかけていると思います。

また今回、遺品を整理する中で、祖母の親、そしてまたその親・・・というように、写真を始めとする様々な資料、それはまさに、過去の連綿とした過去からの家族の系譜が、まざまざと見せつけられたからでもあります。

葬儀に向けて届けられたメッセージボードの数々

いろいろな思いがわきあがり、うまく整理できません・・・。これらは、葬儀に向けて届けられたメッセージボードです。一部をご紹介します。
 
インドネシア:自宅に届けられた花(メッセージ)の一部
【写真:左のPeter SondakhさんはRajawali Corpの代表。インドネシアの富豪ランキングの常連です】

インドネシア:自宅に届けられた花(メッセージ)の一部
【写真:左のSengaklingは曽祖父が副業で始めた遊園地。右のBentoelは曽祖父が創業した本業のたばこ会社】

インドネシア:自宅に届けられた花(メッセージ)の一部
【写真:自宅に届けられた花(メッセージ)の一部】
 
でも、今後に渡り、インドネシアとの関わりを強く形成しなければいけないというその責任感だけは、強く感じているつもりです。
(まだ具体的な形にはできていませんが)

土葬の前に、自宅で3日間ほど安置

祖母が亡くなり、病院から祖母の家に遺体を搬送。3日間ほど、家に安置して、昼と夜とに関わらず、親戚や親類などの来訪を受け・・・。
 
インドネシア:自宅リビング。皆さん、この部屋におこしくださいました
【写真:自宅リビング。皆さん、この部屋におこしくださいました】
 
その後、自宅での葬儀を経て、墓地へ搬送。土葬なので焼くことは無く、墓地での儀式を経て埋葬。そして祖母宅での遺品の整理・・・という日々でした。

遺品を整理する中で、祖母だけでなく、祖父、そして曾祖母にまで渡る遺品を発見。先ほどの「世代の継承責任」の話とも関連しますが、家族の系譜をたどる中で、これから自分が何を為していかなくてはいけないか、この問いは、私に対する強烈なメッセージとなりました。

というわけで、いまだに整理できません(笑)。

以上、取り急ぎ、インドネシア訪問の報告でした。
 
インドネシア:若き頃の祖父母。私の理想の夫婦像
【写真:若き頃の祖父母。私の理想の夫婦像】

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 2011年6月30日             渡邉 裕晃
 
 
サムスル
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