自ら生まれた国を出てまでして、あえて自力で未来を切り開くということ。皆さんは、どうお考えになりますか?
先日、韓国人のウェブデザイナーさんとお話をする機会がありました。
日本に来て、ウェブデザインの仕事をされている女性。「まだ9ヶ月しか勉強していない」という日本語はとても流暢なもの。あえて簡便な日本語を意識せずに話しかけても、まったく問題なく会話ができました。
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勉強熱心な方は、本当にすごいものですね。彼女を雇っている会社の社長にうかがってみても、お仕事のスピードも相当速いそうで、つくづく思いました。
「頑張り屋は、着実に力をつけていくものなのだなぁ」と。国を出て、一生懸命に勉強し、食い扶持を確保しながら、自分を高めようとする姿勢・・・。頭の下がる思いです。
国を出て、自力で生活をしていくということは、それこそまさに、退路を断って歩むということ。依存や甘えの許されない世界に身をおいて、自ら戦うということ。こういう姿勢をもった人は、余計に応援したくなりますね。
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韓国といえば、昔、ダウムコミュニケーションズの役員の方とお目にかかり、お話をさせていただいたことがあります。
ダウムさんは、韓国のポータルサイト「ダウム」(Daum)の運営会社。2008年時点で、ユニークユーザー数で、ポータル第2位の存在です。
だいぶ前の出来事ではあるのですが、今回、韓国のウェブデザイナーの方とお話をしていて、「そういえば、そんなこともあったなぁ」と、急に思い出しました。
当時、私は、ダウムの役員さんと面談するなり、 「これは良い機会だ!」と思って、日本の某ポータルサイトと連携できないかと思い立ち、私なりに画策してみたのです。はい、わたくし、チャレンジャーでございますので(笑)。
両社の役員にアプローチして・・・。ただ、進展はしませんでしたが。
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一方で、これまた、いま思い出したのですが、昔、平壌で、朝鮮労働党の党員さんにお会いした際に、インターネット活用をめぐって、上に進言してほしいと伝えたことがあります。
【写真:当時、金日成総合大学の図書館にあるコンピュータールームを見せてもらって】
当時、北朝鮮のインターネット政策の責任者が、金正日さんの長男である金正男さんだと聞いていたので、ダメ元で言ってみたのです。
「金正男さんに、しっかり伝えてくれ」と。
はい、わたくし、チャレンジャーでございますので(笑)。
(ちなみに相手の方は、かつて金日成さんから時計をもらったことがあるということで、私にその実物を見せてくれました)
ただ、十年以上も前のことなので、何を伝えてくれと言ったのか、忘れてしまいました・・・。まぁ、伝わっていないでしょうけどね(笑)。
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さて、だいぶ話がそれてきました(笑)。
繰り返しになりますが、国を出てまでして、あえて自力で未来を切り開く。
これは、とてもすごいことだと思います。
今回、ウェブデザイナーの方とお話をしていて、本当に痛感させられたのは、そのことです。
親に頼ったり、誰かに頼ったりすることは楽でもあり、また必要な段階もあるかもしれませんが、「自ら切り開く気概」というのは、決して忘れてはいけない大事なポイントだと思うのです。
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今回、お話をさせていただいて、その姿勢に感銘を受けました。
・大変だけど、大事なこと。
・辛いことがあっても、未来の幸せを約束する近道。
・戦うことは素敵なこと。
・日々を真剣に生きるということは、それだけで素晴らしいことだ。
つくづく、そう思います。
そういう人に応援者が集まるのも、むべなるかな、という気がします。
■このテーマに関連するブログ記事です。
2009年2月19日 渡邉 裕晃
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