今回のブログは「パパ塾」「お父さん塾」のススメ。
「パパ塾」とは、一般的には「パパが子供に勉強を教えること」を意味する言葉とされています。
しかし、本記事でいうこの「パパ塾」「お父さん塾」というのは、お父さんが子供の学校の勉強の面倒を見る・・・というものではありません。イメージとしては、「学校の勉強」以外の側面での私塾。もっと言えば、「学校の勉強」ではなく「人生の勉強」という感じです。
私自身、10歳と9歳の2人の子供をかかえ、まだまだ「親業」の経験は浅い方。それでもこのテーマで書こうと思うのは、「パパ塾」「お父さん塾」をやっていても、昔と今とで子供の反応に明らかな「違い」があることが実感できたから。だから、「パパ塾」「お父さん塾」は、どんどんやった方が良いよ! って思うんです。
というと、「人生を教えるパパ塾とは?」、「どんなメリットがあるの?」、「どうやればいいの?」といった疑問を持たれるかもしれません。そこで本記事では、私が家庭で実践する「パパ塾」「お父さん塾」についてご紹介します。
目次
パパ塾で「子供と心から語り合える関係性」の習慣をつくろう!
「子育てにおける父親の役割とは?」というテーマがありますね。一般的に、お父さんというのは、なかなか子供との交流ができないわけです。どうしてもお母さんが主流になってしまう・・・。
でも、「お父さん」でしかできないことも、たくさんあるはず!
もちろん、「お金を稼いでくる」とか、「仕事人生を背中で教える」ということもあるでしょうが、私が言いたいのはそういうことではなくて「お父さん塾」。しっかりと子供と相対して、じっくりと語り合うという場。
「そういうのが大事なのはわかってるよ!」という声が聞こえてくるのは重々承知のこと。でも、結構できていない方が多いのではないかなと。やろうと思えばできるのに。
たしかに「子供と心から語り合える関係性」というのは、そう簡単にできるものではありません。でも、こうした「パパ塾」を繰り返すうちに、そうした関係性は自然と培われていくものではないかなと思うのです。
パパ塾は「いつものお母さんが不在で、いつも不在のお父さんだけがいる」特殊環境
先日、久しぶりに、妻を抜きにして、子どもたちと3人でランチ外食をする機会がありました。私たちはインドネシアに住んでいて、近所のレストランへ。自然に囲まれて、ガゼボのある一軒家風の場所。
メニューを見て注文し、待っていた時のこと。日常会話をしていた時、即座にこの「お父さん塾」を思い出しました。試しにやってみよう!と。
いつも仕事で、なかなか子供とふれあう時間が取れない私。久しぶりに子どもたちと交流できることは幸せでした。
子どもたちがどう思っているかはわかりませんが、妻がいない中で私だけがいるという環境は、子どもたちにとって珍しい環境。語りかけるだに、注目を集めました。自然と「お父さん塾」がスタートします。
「家族の血がつながった話」は、パパ塾の身近な材料になる
何をテーマにしようかなと。
「勉強」や「学校」だと「ありきたり」なので、何か注目を集める内容は・・・と、子どもたちにとって身近に感じるはずのテーマで、かつ、ほとんと教えられていないない内容にしました。つまりは家族の歴史。もっと言えば先祖の歴史。
10歳と9歳なので難しすぎる話は抜きにして。例えば私のインドネシアの曽祖父の話をしました。貧乏人から出発して、ゴミ拾いから仕事をたちあげて・・・と。
最近の日本では、なかなか無い事例なので、子どもたちは「えーっ」と好反応。しかも「それって、パパのひいおじいちゃんなの?」って。見たことがない親族であっても、親族のつながりがあると身近に感じられるのでしょうね。
パパ塾では「非日常な環境」を用意することも大事
自然に囲まれたガゼボ。ゆったりと流れる川・・・。その場の環境が手伝ったのだと思います。じっくりと私の話を聞いてくれて、どんどん質問してくれて。
「家で語る」というのもありですが、こうした異なる環境の中で語るというのも、なかなかいいことだなと実感。「いつもいるはずのお母さんがいない」というのも、子どもたちには特殊環境となったようです。
(どれだけ仕事ばかりしているんだという非難は承知で・・・)
「こんな風に努力したんだって」とエピソードを教えると、「へぇ、そんなに頑張ったんだ、すごいね!」とか、「えー、普通はそんなことできないよ!」とか。私から「でも、やろうと思えばできるよね?」というと「たしかにそうだね、なかなか思いつかないけど」って。
「えーっ、これを叩いて、お店の人を呼ぶの?」て、これまた非日常を演出するのに立派な小道具。
大事なメッセージは、ちゃんと子供に伝えきろう
私が子どもたちに伝えたいのは「できるか、できないか」ではなく「やるか、やらないか」で世界は切り開かれるということ。
単純なことですが、でもこれって、意外と浸透しないんですよね。「そんなわけないだろ」って大人があまりにも多すぎて。
そのためにも、こういう環境で、じっくり教えるということは、とても大事なことだなと実感・・・。子どもたちの好反応から、私はそう言えます。
全国のお父さん。ぜひ環境をつくって、「パパ塾」「お父さん塾」をやる価値はありますよ! 確実に、年輪に刻まれるはずなので。私は今回の体験から、その片鱗を感じました。
だからこそ、これからもやり続けたいなと。また実践していく中で気づいたことがあれば、ブログでご紹介したいと思います。
【参考】パパ塾や子育てパパをテーマとするブログ記事
なお「パパ塾」や「子育てパパ」に関するブログをいくつか書いています。こちらもぜひどうぞ。
この本もオススメです。