今回は、早起きは成功者なのでしょうか? というテーマです。というのは、「早起き」というものが誤解されている気がするためです。
なぜそんなことを言うかというと、「早起き」=「成功者」とか、「早起き」=「メリットだらけ」というイメージ。あるいは、「早起き」=「素晴らしい」とか、「早起き」=「成功への第一歩」というイメージが、すごく流布されているように感じるからです。
そこであらためて、早起きは本当に成功者なのでしょうか? というテーマを考えてみます。
ちなみに私は早起き人間です。しかし世の中の論調を見ていると「早起きで人生成功!」というイメージが強く、「そんなに朝を有効活用しないとダメなんですか?」と逆に気になってしまいます。これを読めば「なかなか早起きが続かなくて・・・」という悩みに対するヒントが見つかるに違いありません。
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早起きに関するブログ記事にアクセスが多い!!
この私のブログ。アクセス状況を見てみると、「早起き」ネタへのアクセスがとても多いです。
例えば「「朝3時起きで何でもできる! 」かわからないけど1週間やってみた」とか、「出勤前の「朝5時水泳」を始めて、わかったこと」とか。
最近では「早起きをしている成功者」の事例をまとめた記事にもアクセスが集まるようになりました。
もちろん、多くの方に読んでいただけることはとても嬉しいです。
でも・・・、どうしてそんなに「早起き」を気にするのかなって、思ってしまったのです。そこで試しにグーグルで検索してみると、びっくりする事実を発見してしまいました。
成功者になるには早起きが不可欠?「検索ワード」が堅苦しい!
グーグルで「早起き」に関連する検索キーワードを見てみたら、例えばこんなワードが出てきました。
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なんだ、この堅苦しさは!!
「早起き」=「素晴らしい」とか、「早起き」=「成功への第一歩」というイメージが強いのかなと思いました。
ホントにそうなんですかね? 早起きは成功者になるための必須条件? それって、単なる幻想ではないですか? 何らかのイメージに囚われすぎていませんか? って、疑ってかかるくらいの気持ちでいいんじゃないかと思うんですよ。
気分が良いから早起きが継続!えっ、人生成功のための早起き?
例えば私の場合は、早起きしたいから早起きしているだけ。早起きをしたら気分が良いから早起きをしているだけ。決して、「成功者になりたいから」とか、「24時間をフル活用するぞ!」とか、そんな思いから早起きをしているわけではありません。
逆に聞きたいのは、そんなにまでして「朝」を有効活用しないとダメなんですかね?
よく自己啓発の本や記事をのぞいてみると、「早起きして●●しよう!」とか、「朝活を!」とか、早起きを礼賛する記事を見かけます。
でも、本当に思うんですよ。
「その発想、つかれませんか?」って。
早起きしたら、勉強したり運動したりしないといけないんでしょうか?
ジョギングしないといけない? なに? 読書会に参加する・・・?
早朝時間は「成功のために活用しないといけない」ものか?
早起きをしたければ、朝早く起きればいい。起きる。おはようございます。はい、それでいい。「何も特別なことをしなくっても良いじゃん・・・」って思うんですよ。
私の場合、朝早く起きることが気持ちいい。だから早く起きるというだけ。空気が清々しいし、太陽の光がきれいだし。植物を見ていても気持ちがいい・・・。体調にもいいし、ただそれだけですよ。
え? 勉強しろ? 運動しろ?
早起きしたら、何かの活動をしないとダメなんですか? ってホントに思うんです。
「早起き」は人生に成功するためのもの?成功者はみんな早起き?
出版関係の方に聞くと、いわゆる「早起き本」というのは安定して売れる書籍なのだそうです。なぜなら、早起きしたいと決意しても、続かない人が多いから。だから、新たな早起き本を書店で見かけては、「今度こそ、うまくいくはず!」って買うんですよね。何度も何度も、似たテーマの朝活用本を書い続ける・・・。
私自身も、たくさんの「早起き本」を読んできました。みんな堅苦しくて・・・。だって、あれをしろ、これをしろって。もっと正確に言えば、「こんな活動をして成功した」とか、「こんなことをやってみて、こんな展開につながった」とか。
早起きというのは、成功するための手段なのでしょうか。人生で成功するためには早起きをしなければいけないのでしょうか。さらに言えば・・・、「早起きそのものを楽しむ」という選択は無いのでしょうか?
朝4時起きの有名人・成功者を15人ほど調べてみると
ためしに、日本と世界の有名人について「朝4時起き」の事例を調べてみたのが、次の記事です。
朝4時起きの有名人を11人、そして朝4時半起きの有名人を4人。合計14人の早起き人間を紹介しています。
・朝4時起き:現代の人物:5人
・朝4時起き:歴史上の人物:6人
・朝4時半起き:海外の人物:4人
これらを見ると、あくまでもイメージとしてですが、全体的に「早起き生活を楽しんでいる」ようなフシを受けます。もちろん本人に聞いてみないとわかりませんが・・・。もし興味のある人は、ぜひチェックしてみて下さい。
「早起き生活を楽しむ」というスタンスこそが重要なのではないかなと考えます。
そもそも「早起きをしなければいけない」という時の「ねばならない」という発想こそが、「早起きは難しい」という幻想を生んでいるように思えてならないのです。早起きは楽しむべきものだと私は思っています。
早起きが習慣になるのは「気持ちが良い」から。「成功者になれるから」ではない!
正直なところ思うのです。
もし「早起き」を定着させたいと思うなら・・・。まずは「早起きしたら楽しいな!気持ちいいな!」って、そう感じることこそが大事だなと。そうでないと続かないと思うのです。だって苦しくなるから。
繰り返し言います。
私の場合は、早起きしたいから早起きしているだけ。早起きをしたら気分が良いから早起きをしているだけ。気分が良かったら、やめたいと思うだけの理由はないですよね。
「早起きしよう。それで生み出した時間で●●しよう!」って。 それはそれでいいのですが、極端な話、「何もしなくていいじゃん!」というのが私の思い。
だって、朝早く起きることで気持ちが良くなるんだったら、べつに無理に読書をしたり、無理に勉強したり、無理に運動したりするより、よほど健康的ではないですか? 早く起きたら、いつもよりいい気分だなって。それだけで人生が幸せであることに気づくべき。
「早起き 効果」とか「早起き メリット」とか調べるヒマがあったら、とにかく朝早く起きろ。気分がよければそれで良し。「早起きの習慣」って、そこからのスタートこそがベストだと思うのです。
気持ちいから習慣になるんでしょう? だからいろいろやり始めたくなるんですよ。勉強したり運動したり。そもそもの出発点が違うんです。
それでも早起きは素晴らしい!
たしかに、朝は素晴らしいですよ。だから私は昔から朝早く起きています。だって気持ちがいいから。だから人に勧めます。
みんな続きません。でも続き始めた人からは感謝の言葉をもらうことがあります。
勉強するぞ! とか、成功するぞ! なんて思って早起きをしているわけではありません。そういう決意で望んでしまっているからこそ早起きが続かない・・・という側面があるんじゃないかなと。
このブログに「早起き」でアクセスされる方が多いので、メディアで語られない「早起きの本音」を書いてみました。そういう本はあっても良いのにね・・・と思いますが、どなたか編集者の方がいらしたら、私、書きますよ(笑)
ちなみに私が尊敬する曽祖父は、朝2時起床の超真面目人間でした。以上、何らかの参考になれば幸いです!
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