いよいよ「提言書」が印刷物として完成しました!新宿区の「産業振興基本条例に関する懇談会」。私はその「区民委員」を拝命しているのですが、その成果物です。
「新宿区産業振興基本条例に関する提言書」と題するもので、こちらが、その冊子。全部で50ページ強あります。
【写真:「新宿区産業振興基本条例に関する提言書」の表紙】
□ □ □
この懇談会。全部で8回に渡るディスカッションが行われてきました。そして、その集大成として、「提言書」と「条例素案」を8月に区長に提出したことは、以前のブログにも書きました。
【写真:前回の懇談会にて。会長、慶応大学植田教授(左)から、区長(右)へ提出!!】
□ □ □
今回できあがってきた「提言書」。内容は、上記写真で区長に提出したものと同じです。
でも、こうして、印刷物として、しかも、カラーの表紙まで付いて手元に届けられると、感慨もひとしお。私などは、メンバーの最年少の端くれみたいなものですが、それでも、一員として関わらせていただいたことは、感謝に絶えません。
□ □ □
中には、今までの懇談会のスケジュール一覧も。
【写真:懇談会の今までのスケジュールが懐かしい・・・】
ほんの1年ちょっとのプロジェクトではありましたが、こうして一覧してみると、議論の進捗ぐあいが思い出されて、本当に懐かしくなります。
地元の名士の皆様に囲まれて、何かちょっとしたことを発言するにも、本当に緊張したこと、今でも覚えています。
□ □ □
この懇談会で面白かったことのひとつは、随所でミニ講演が行われたこと。
中でも、ベストセラー書籍『日本でいちばん大切にしたい会社』の著書として有名な法政大学の坂本先生の講演は印象的でした。
【写真:坂本先生の発言は印象的でした!】
皆様とのディスカッションだけでなく、こうしたミニ講演からも多くのことを学ばせてもらいました。そしてそれらミニ講演の一部は、なんと今回の提言書にも、丁寧に要約が挿入されています。
(普通の提言書では、なかなか入らないですよね・・・)
【写真:坂本先生の「あるべき企業の姿」の講演要約も収録】
□ □ □
今回のプロジェクトに関する思いは、冒頭のブログにも「まとめ」を書きましたし、今までにも、たくさんのブログを書いてきました。そんな中、この条例が素晴らしいと思えるところは、特に最後の9条と10条です。
【写真:9条と10条(施策の実施状況の定期公表、産業振興会議の設置)】
□ □ □
要は、「産業振興かくあるべし」という今回の提言と条例が、きちんと動いているかどうか、チェックする機能が盛り込まれているのです。
条例や提言は「つくって終わり」では、自己満足に終わります。
(実際、他の自治体の事例を見ると、つくって終わりになってしまっているところが意外とあります)
実際に変化が起こってこそ、提言が価値をもつわけで、この2点を条文に盛り込むことによって、まさに、「生命体」としての命が吹き込まれることになります。この2点が盛り込めたことは、大きな価値があるとすら、私は思います。
(その分、区は大変になるわけですが:笑)
□ □ □
まだまだ盛り込みたいと思ったことはたくさんあり、なかなかうまく条例として取り込めなかった点もたくさんあります。でもそれらの点は、きっとこれから、「やはり入れ込むべきだな」とか「そういう視点も取り入れて活動しなくては!」という論点にあがってくるはずだと信じています。
その時、この2条が、産業振興を、より実効性あるものへとブラッシュアップしれくれるだけの良い手段になるのではないかと思っています。
□ □ □
という感じで、思いを書くと、いつまでもとまらない(笑)くらいに思い入れのあるプロジェクトでした。とにもかくにも、印刷物として提言書があがってきたこと。感慨深いです・・・。
【写真:区長と共に、懇談会の委員の皆様(私は後列左から2番目)】
2010年9月21日 渡邉 裕晃
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【社長ブログ】時の運と人の縁をきわめる日々の記録
────────────────────────────
【 会社HP 】株式会社サムスル
【 セミナー・イベント 】「成長縁(R)大学」
【 1×1×1=100を創る「成長縁(R)」創出カンパニー 】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━