「プテ」(Petai, pete)という名前のインドネシア野菜をご存知ですか?
独特の匂いがすることで有名で、嫌いな人はトコトン嫌い!!だけど、好きな人は、ハマるくらいに大好き!!というインドネシアの野菜。
インドネシアだけでなく、マレーシアやシンガポール、ラオス、タイ、ミャンマー、ベトナム、インドなどでも使われているようです。
今回、現地の知人からもらったので、さっそく食べてみました。見てください。プテのサイズは、こんなに巨大なんです!
プテの日本名は「ネジレフサマメ」、こんなに巨大!
このインドネシア野菜「プテ」。ネットで調べたところ、日本名は「ネジレフサマメ」というそうです。見た目からして、「ねじれた房状の豆のようなもの」ということなのでしょうね・・・。
20メートルくらいの木の枝から、こんな感じでぶらさがってできています。
これが、房の付け根の部分。
そして、手に持つと、このような感じになります。
不思議な感じの植物ですよね・・・。
いろいろな効能があるようで、私が住むインドネシア現地のトレラン仲間たちは、日頃よく食べているようでした。
「生のままで、お湯と一緒にジューサーで混ぜて飲むんだ、毎日。すっげー、体に良いから、飲んでみな!」と。
プテ英語名は、直訳すると「臭い豆」。匂いは強烈!
英語の名前は、「Parkia speciosa」で、別名「stink bean」とも呼ばれるそうです。直訳すれば、臭い豆・・・。実際、マレーシアやシンガポールでは「臭豆」と表記するようです。
実際に食べてみると、たしかに匂いは強いですが、「くさい・・・」というような感じは若干。なんというべきか、まさに珍味ですね。でも匂いが強いことは強いです。うまく表現できないのですが、独特の味わいで、私は好きです。
プテの調理方法は多種多様
このプテは、インドネシアでは様々な料理で使われています。中でも、匂いの強いもの、例えばガーリック、チリペッパー、干しエビ、シュリンプペースト、などと合わせて調理されることが多いようです。
また、ナシゴレンと合わせて、ナシゴレン・プテという料理もあります。
我が家では、インドネシアの辛味香辛料「サンバル」とあえるなどして、こんな風に調理して食べました。ちなみに、インドネシアの辛味香辛料「サンバル」については、こちら。
もう、なんとも言えない味わいで、ご飯がどんどん進む、罪作りな野菜です・・・。しかも、健康の良さそうな雰囲気がプンプンなので、どんどん食べちゃうんです。
「すっごく体に良さそう!」と実感できる不思議な食べ物
私の妻も「プテ」はお気に入りの一品で、facebookでこう表現していました。
最近、ハマったサンバルぷて。Sambal petai.
シイタケの味がものすごーく濃くなった感じの味がするお豆。 生で食べられるけど、炒めてサンバルにすると美味しい! ビタミンB6が豊富で、インドネシアでは、筋肉疲労の時に食べると抜群に効くと言われている、お豆。マグロ、カツオ、レバーなんかに豊富に含まれている成分。 |
「プテ」については、いろいろな効能が言われているようで、疲労の回復だったり、高血圧の抑制だったり。中には「頭の働きを良くする」とか、「脳の集中力を上げる」(?)という記事もありました。
あまりお店に置いていないかもしれないのですが、インドネシアでもし見かけたら、ぜひチャレンジしてみてください!ひとくち食べただけで、その食感からして「すっごく体に良さそう!」と実感できる。「プテ」は、そういう不思議な食べ物です。
インドネシアは、本当に食の宝庫ですよー! こちらの記事も、ぜひどうぞ。