ジャカルタのカーフリーデー|歩行者天国ジョギングで運動不足の解消も!

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ジャカルタに駐在されている方、出張で訪れる方には、ぜひとも楽しんでいただきたいのが「カーフリーデー」です。日本語で言うなら「歩行者天国」でしょうか。毎週日曜日の午前中、あのジャカルタの巨大な大通りが歩行者のために全面解放されるのです。この雰囲気、圧巻ですよ・・・。

カーフリーデー ジャカルタ 歩行者天国




ジャカルタの歩行者天国「カーフリーデー」

昨年の11月に、インドネシアのジャカルタを訪問した際、中心部の大通りは、毎週日曜日が「カーフリーデー(Car Free Day)」になると聞きました。いわゆる「歩行者天国」です。インドネシア語では「Hari bebas kendaraan bermotor」といいます。意味は「カーフリーデー」と同じで、直訳すると「自動車やバイクから自由になる日」です。

ちょうどジョギングの用意をしてインドネシアに来ていたので、いてもたってもいられず、さっそく走ってみました。片側5車線、合計10車線が、サイクリングとジョギングに全面解放です! 毎週日曜日、ぜひとも体験していただきたいイベントです。開催時刻は、午前6時から午前11時までです。
 
ジャカルタ 歩行者天国 カーフリーデー
【写真:のどかなジャカルタの歩行者天国。いつもの大渋滞がウソのようです】

ジャカルタの「カーフリーデー」の実施場所は?

ジャカルタの「カーフリーデー」の実施場所は、ジャカルタの中心地にあるスディルマン通りからタムリン通りまでの間です。Googleマップで示すと、この通りです。

スタートの起点は「タムリン通りと西メダン・ムルデカ通りの交差するところ」(persimpangan Thamrin-Medan Merdeka Barat)で、終点は「スナヤンのロータリー」(Bundaran Senayan)までとなっています。

インドネシアを代表する片側7車線の大通り。いつも、いつも、大渋滞する場所です。それを、こんなに優雅に、かつ、お祭り気分で走れるとは・・・。

かつて2度ほど完走した「東京マラソン」に似た感慨を覚えました。いつも渋滞しているこの有名な大通りをを走れるなんて夢のよう。左、前、右と、あちこちを見渡しながら、それこそ興奮しながら走りました。楽しい!!

ジャカルタのカーフリーデーの歴史は?

カーフリーデー ジャカルタ 歩行者天国

ジャカルタの日曜日といえば「カーフリーデー」が有名で、すっかり定着した感のあるイベントですが、そもそもインドネシアで初めて「カーフリーデー」(歩行者天国)が開催されたのはジャカルタではありません。場所はインドネシア第二の都市スラバヤで、2000年のことでした。

ジャカルタで初めてカーフリーデーが開催されたのは、2002年5月23日のことだとされています。当初は月に1回、最終日曜日に開催されていて、午前6時から午後2時までの8時間ほど行われていたようです。ところが地元住民からの苦情をきっかけに、2009年4月26日から2時間短縮しての開催となります。

次第に人気を集めてきたせいか、2011年からは月2回の開催となります。その後、現在のように毎週日曜日に開催されるようになったのは、2012年5月13日からです。

スディルマン通りからタムリン通りまでを走る!! 環境問題の影響は?

実際に、ジャカルタの「カーフリーデー」でジョギングをしてみての感想です。最初はこの大通りを走れることがものすごく楽しくて、ゆったりと、ゆったりと走っていました。

ところが・・・、2キロを過ぎたあたりのこと。なんか、おかしいのです。異変を感じました。わずか2kmしか走っていないのに、東京で走る時とは異なり、肺に大きな負担がかかったことがおかしくて。
 
ジャカルタでのジョギング
【画像:ランニングアプリ「Runkeeper」で記録したジャカルタでのジョギング結果】
 
いつも、難なくこなせる距離なので、「なんだこれは?」と思いました。

「自分の体力が衰えたのか?」とも思ったのですが、今までの経験を振り返ると、わずか2キロで、こんな負担を感じたことは、ほとんどありません。たしかに最近はジョギングの頻度を減らしこそすれ、週に1回以上は、走っている私・・・。しかも、このような種類の「肺の負担」を感じたことは、あまり無いのです。

となると、きっと体力の衰えが理由ではないはず。おそらくそれだけ空気が汚れているということなのではないかと推察します。今後のインドネシアの発展のためには、都市部のインフラ整備は急務。一方で、健全な発展ということを考えれば、環境対策も、中期的な課題として「待ったなし」の状況だと思いました。

カーフリーデー ジャカルタ 歩行者天国

カーフリーデーで運動不足の解消も。ジャカルタの歩行者天国、ぜひお試しを

でも、ジャカルタの歩行者天国でのジョギング。「空気を気にしながらも、ぜひチャレンジを」と言いたいと思います。

空気が悪いにしても、この、のんびりした、そして「東京マラソン」をほうふつとさせるような場所でジョギングできる環境は、捨てがたいものです。

カーフリーデー ジャカルタ 歩行者天国

たしかに健康第一ではあります。でも、これは発想の転換ですが・・・、

私の場合は、ジャカルタのような空気の下でも難なく走れるくらいに、今年はジョギングで鍛え直そうと決意できました。環境改善が無い限り、日常的に走るには不向きかもしれませんが、ジャカルタに旅行で訪れた時くらいは、思い切り走れるようになっていたいものです。皆様もジャカルタ出張の際には、ぜひお試し下さい。

というわけで、今回は毎週日曜日の午前中にジャカルタで開催されている歩行者天国、カーフリーデーのご紹介でした。

カーフリーデーは、インドネシア各地で開催されるイベントに

なお、この「カーフリーデー」というイベントは、ジャカルタだけでなく、インドネシア各地で開催されるイベントになっています。

例えば、インドネシア第2の都市スラバヤでのカーフリーデーはこのような雰囲気です。夕方から夜にかけて開催されたものですが、実に味わい深いイベントでした。ぜひご覧ください。

インドネシアの歩行者天国|スラバヤの夜のイベントが最高すぎる!
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サムスル
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時の運と人の縁を極める日々の記録 】  渡邉 裕晃
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