私が住んでいるのはインドネシアの東ジャワにある「マラン」(Malang)という都市。東ジャワ州で2番目に大きな都市で、オランダ占領期にはオランダ人避暑地として知られていました。今回は、私が暮らす地元の大衆食堂(ワルン)、「Soto Ayam Lamongan Mitra」というお店をご紹介します。
このお店はインドネシア名物、鶏肉のスープかけご飯の「ソト・アヤム」一品だけで勝負をしているローカル店。スラバヤの西部にある「ラモンガン」(Lamongan)地方の味付けになっています。「ソトアヤム・ラモンガン」は、数あるソトアヤムの中でもオススメの逸品です。
【写真:ローカル感ただよう「Mitra」の入口】
□ □ □
「ソト・アヤム」は、今までブログで何度も紹介してきましたが、にんにくやウコンなど、様々なスパイスを使って作られる鶏肉のスープ。春雨や、ゆで卵も添えられます。ご飯が別皿で用意されることもあれば、スープの中にご飯を入れてお茶漬けのようにしていただいたりもします。庶民に愛される根強い人気の一品です。
私は「ソト・アヤム」が大好きで、いろいろなお店で試してきましたが、この「Mitra」は安いのにおいしくて、店もそこそこに清潔で・・・。家から近いこともあり、折に触れて訪れています。
【写真:絶品の「ソト・アヤム」!】
このお店を知ったきっかけは、地元の大学の先生から教えてくれたこと。「ソト・アヤム」のおいしい店を紹介してくれとお願いしたら、このお店に連れて行ってくれたのです。
外見からして、ごくごく普通の店。小さな普通のお店です。実際のところ、どうなんだろう? って、疑いの目で食べてみたら、なんという美味・・・。 紅茶とセットで約180円です。
【写真:欠かせない辛味「サンバル・ソース」】
なおお店の名前である「ミトラ」(Mita)は、「パートナーシップ」とか「連携」を意味するインドネシア語です。
□ □ □
ローカル店なので、日本のレストランに慣れてしまった人からすれば、ちょっと不衛生?と思うかもしれません。でも「慣れ」です(笑) そして、この味わいを知ったら、もう気にならなくなりますよ。
欠点は、駐車場スペースが3台分くらいしかないこと。基本的に車で移動するのですが、食べに行こうと思って、店内に空席があるのに車が止められない・・・なんてこともあるのです。
【写真:お店の看板】
また、ある時「Mitra」で食べていたら、「あれ? 味が変わった?」と感じたことがありました。おいしいことはおいしいんだけど、前ほどではないな・・・って。
帰り際に、駐車場を管理するおじさんから言われてわかったのですが「いつもの主人が病気でね・・・。今日はスタッフが作っているんだよ」って。そうか、主人じゃなきゃ、あの味は出せないんだな、と。
□ □ □
私はローカルなお店が大好きで、それというのもホテルや高級レストランで出されるものより、よほどおいしいケースがあるからです。しかもこの「Mitra」。おいしくいただけるのに、わずか180円ですよ・・・。
【写真:店内に掲げられたメニュー】
1つ目の「Nasi Soto Istimewa」は、「ソトアヤムスペシャル」という意味で、通常版より肉が加わります。砂肝のような感じです。
2つ目の「Nasi Soto Biasa」は、普通のソト・アヤム。
3つ目の「Nasi Putih」は、白いご飯。スープとご飯を混ぜるのではなく、スープとご飯を別皿で食べたいという人向きに。
最後の4つ目「Krupuk」は、えびせんのようなもの。ソト・アヤムと一緒に食べると相性が良いです。
□ □ □
店内は落ち着ける環境で、お客様はローカルの人たちだけ。あくせくしたスタッフがいるわけでもなく、あくせくしたお客さんがいるわけでもなく、とってもなごやかな雰囲気でいただく「ソト・アヤム」・・・、至福の味わいです。
これからも、私は通い続けるでしょう。マランに何泊かされる方は、ぜひ。
|
(参考:samsul.comブログから) ■2017年9月24日up スラバヤの「ソト・アヤム」専門店「Soto Ayam Lamongan Cak Har」 ■2017年4月11日up ■2017年4月2日up ■2017年1月28日up ■2017年1月20日up ■2016年6月15日up ■2016年6月9日up ■2016年1月27日up ■2016年5月1日up |
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【 時の運と人の縁を極める日々の記録 】 渡邉 裕晃
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ブログの更新情報のチェックは、こちらからどうぞ!
時の運と人の縁を極める日々の記録 Twitter: @_samsul
時の運と人の縁を極める日々の記録 Facebook: /samsulcom
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━