ツイッターとテレビ番組の連動実験:テレビ東京「時創人」の試み

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「テレビ番組とツイッターの連動実験」に参加させていただく機会に恵まれました。

舞台となったのは、テレビ東京の経済ドキュメント番組「時創人」です。同番組が専用のハッシュタグを用意して、ツイッターと連携させながら運用してみようという試みです。

たしかに、「テレビとツイッターの連動実験」には、すでにいくつかの事例があります。でも今回の場合は、私自身が「視聴者」であり、かつまた「出演者」でもあるというレアケースでした。

そこで今回は、ツイッターとテレビ番組の連動実験に参加させていただいた感想をまとめてみたいと思います。




ツイッター連携のTV番組、テレビ東京「時創人」の様子

当日は、このようなかたちで紹介されました。
映像はこちらから(7分27秒)
 
テレビで放送されたヒトコマ
 
テレビで放送されたヒトコマ
 
テレビで放送されたヒトコマ
【写真:テレビで放送されたヒトコマ】

「時創人:ビジネスプロデューサーFILE」(テレビ東京)に登場します。
テレビ東京の番組「時創人:ビジネスプロデューサーFILE」にサムスルが登場することになりました。明日のお昼に、ちょこっとだけ登場します。もし...

映像はこちらから(7分27秒)

ついにテレビとの連携も模索され始めた「ツイッター」の注目度

「twitter」の人気ぶりは衰えるところを知らず、過去にもブログで何度か取り上げてきました。

改めて「ツイッター」活用のすすめ
今回の内容は、「改めてツイッター活用のすすめ」というもの。 冒頭に「改めて」と書いていますが、 過去にこのブログで、「ツイッターのお...
ツイッターは「つぶやく」なのか?
いま「ツイッター」が大きなブームになっています。 始める人、やらない人、いろいろあるわけですが、まだやっていない人の大方の反応をまとめ...
祇をん八咫|松尾貴史さんが京都のオススメバーに行って下さった感激
いやぁ、びっくりしました。 インターネットが紡ぎ出す縁や、偉大です! 私が敬愛するタレントの一人、松尾貴史さん。 (単なるタレント...

衰えるところを知らない「twitter」の人気ぶり。それというのも、おそらくですが、私は「リアルとの連動性」にあると考えています。

ネットの内部だけで完結するものは、人気が出ても一時的になりますが、リアルとの連動性が高いと、それはリアルコミュニケーションやリアルな行動になってつながってきます。

結果としてそれは、生活インフラの一部となって機能することになります。「リアルとの連動をどうはかるか」は、非常に重要なテーマです。

ツイッターをテレビと連動させる試み

視聴率の低迷が指摘されるテレビ番組においても、このtwitterのパワーを活かすべく、いくつかの連動実験が行われ始めています。

今回の、テレビ東京の経済ドキュメント番組「時創人」もその一つ。これは、番組プロデューサー自身が音頭を取った珍しいケースです。

あるいは、個人レベルで挙げるとtwitter活用に熱心な政治家や芸能人、有名人などが、番組に出演する直前や、テレビCM中の時間、放送終了後の時間などを使って、リアルタイムに発信するケースも出てきています。

ツイッター連携番組、日本テレビの「クチコミ戦隊つぶやくんジャー」

また今月から始まった取り組みとしては、番組そのものが、twitterとの連動を大々的にうたった企画までスタートしています。

■日本テレビのバラエティ番組「クチコミ戦隊つぶやくんジャー」
 http://www.ntv.co.jp/tsubuyaki/

 
 
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このように、ツイッターをテレビと連携させようという試みがいくつか現れるようになってきています。

・制作プロデューサーのレベルでスタートするもの
・番組そのもののレベルでスタートするもの
・番組出演者の自発性によってスタートするもの

実に様々ですが、現在はまだまだ「実験」の段階を抜けていないというのが印象です。

「クチコミ戦隊つぶやくんジャー」自体についても、たしかに「番組としての取り組み」という意味では、正式なものであって、実験とは言えないかもしれませんが・・・

twitterのような新しいツール、ソーシャルで、双方向性とリアルタイム性が発揮できるツールをテレビに連動させて活かすことで、新たな利用法を開発していこうという、実験的な意味も、背景にはあるようです。

逆に言えば、まだまだチャンスが隠れているということです。
 
 
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例えば、有名人が番組の開始前に情報発信することで、ファンに対して、人間性ある、味わいを込めた内容で、リアルタイムな告知ができる・・・。

「●月●日に放送です!」のような告知であれば、テレビでもできますが、「あと10分後に、私が出ますよ?!」のような告知は、その有名人個人が行ってこそ、独特の雰囲気をかもし出せるもの。

より多くの人に見てもらう効果だけでなく、番組にかける、出演者本人の情熱のアピール、ファンに対するサービスだったり、絆の強化につながる可能性も出てきます。
 
 
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また、例えば、有名人が番組やイベントの裏舞台を開示するとします。
「あと15分で、みんなに会えるよ!」とか、
「実は、すごい緊張・・・」とか。

こういう、従来では得られないような内容を、従来では得られないようなタイミングで受信できることの面白さは、言い換えれば、「裏舞台を共有することそのものがエンタメになり得る」ということ。

ここにも新たな可能性を見出すことができます。
 
 
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テレビに限らず、twitterの連動実験は、いろいろな可能性を見せてくれます。

・まだまだ新たな可能性を生み出すだけのチャンスがある。
・まだまだ実験をすることができる。
・実験をすることで得られる教訓はスピーディーに確保できる。

これは、既存の産業の活性化に向けた取り組みとして、ネットの活用をはかることの意味が増しているということです。

それも、従来のようなレベルのネット活用に留め置かず、さらにワンステップ進めて、リアルやソーシャルとの連動を取り込むことで、より一層、新たな可能性や価値を生み出すことが可能だということです。
 
 
長くなったので続きます。
 
 
【このテーマ:次回につづく】
 
 

■『時創人-ビジネスプロデューサーFILE』
【放送局】:テレビ東京
【放送日時】:2010年2月11日(木)午後12時〜12時55分
【ナビゲーター】:吉田就彦、井上和香

【番組概要】:
『時創人-ビジネスプロデューサーFILE』は、時代を動かす”ビジネスプロデューサー”たちにスポットを当て、ビジネスの裏にある達人の能力から現代を生き抜く智恵を学んでいく経済ドキュメント番組。

時代の変革期には、いつもその時代を動かす”プロデューサー”たちがいました。幕末、大政奉還の成立に奔走した坂本竜馬、戦後、高度成長期を支えた松下幸之助、列島改造論で日本を変えた田中角栄・・・。

100年に一度と言われる不況の中で、日本は今大きな変革期をむかえています。こんな時こそ必要なのが時代を動かす”プロデューサー”ではないでしょうか?

番組では、吉田就彦と井上和香をナビゲーターに、「日本を元気」にしていく様々な分野の”ビジネスプロデューサー”達を取り上げ、そのプロデュース能力に迫り、現代を生き抜く知恵や創造力を学んでいきます。

また、番組放送時間と連動して、出演者で番組ナビゲーターの吉田就彦によるTwitterでの同時生中継も実施いたします。

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