先日、インドネシアのスマラン(Semarang)に行く機会がありました。
スマランは、ジャワ島の中部にある都市。
北部が海に接していて、中部ジャワ州の州都として知られています。
夜遅い時間に到着したこともあり、
ホテルにチェックインするなり、すぐにレストランへ。
何を注文すべきか迷っていたら、
スタッフが「食前にスープや前菜など、いかがですか?」と。
メニューの冒頭を見ると、
「スープ」の中に「ジャパニーズ・味噌スープ」の表記を発見。
「まずは味噌スープを飲んでから、ゆっくり決めるか・・・」と思い、
そこで到着したのが、こちらの一品。
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到着するなり「なんだこれは?」(笑)
味噌汁というよりも、もう、野菜炒めの領域です。
写真ではわかりにくいかもしれませんが、
このお皿のサイズ。実は、結構大きいですよ。
日本の普通のカレー店で出てくる「カレーライス」皿のサイズなのです。
私はもう、この一品だけで、すっかり満腹に・・・。
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ちなみに、一緒にメインとして「ナシゴレン」も頼んでいたので、
ナシゴレンは、何口か、味見程度しかできなかったのでありました。
私はナシゴレンに辛いサンバルを大量に添えて、
現地気分に浸りたかっただけに、残念無念。
スタッフには、「あなた、食前の前菜って言ったよね?」と聞いたのですが、
「そうですよ」と普通の表情。
割と新しい、しっかりしたホテルのレストランだっただけに、
びっくりさせられた体験でした。
□ □ □
インドネシアは近年、日本料理店が急増していて、
ジャカルタでも、バリでも、とにかくあちらこちらに
日本料理店を見つけます。
「日本料理が好き!」というインドネシア人も多く、
日本料理の存在感は増していく一方です。
だから、インドネシアの日本料理は、
どの店でも、こんな感じ・・・というわけではありません。
このレストランが、たまたま不思議な一品を出しただけです。
(ちなみに、ナシゴレンも辛くしてくれと依頼したのに、
ほとんど辛くないものが出てきました)
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というわけで、
以上、不思議な味噌スープで満腹にさせられたご報告でした。
もっとも、
「インドネシアに来たら、インドネシア料理を満喫すべき」と私は思います。
日本で食べるインドネシア料理より、
よっぽどおいしいインドネシア料理にたくさん出会えますからね。
(日本にはおいしいインドネシア料理店が少なすぎます)
でも、逆説的ですが、
インドネシアに行ったとき、
たまに、日本料理をいただいてみると、
日本では味わえないような不思議な日本料理が楽しめるかもしれませんよ(笑)
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【 時の運と人の縁を極める日々の記録 】 渡邉 裕晃
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