「JAGUAR & Daimler オーナーズクラブ(略称JDOC)」さんが主催する、「第32回JDOCお台場ミーティング」に参加してまいりました。
ジャガーとデイムラーのオーナーさん、そしてジャガーやデイムラーなどが好きだという人たちが集まっての2ヶ月に1回のオフ会です。オーナーやマニアが集まって、定期的に何をしているんだろう? って、気になりませんか?
今回は、その時の様子をご紹介します。
【写真:オーナーで集う第32回JDOCお台場ミーティングにて】
目次
「JAGUAR & Daimler オーナーズクラブ」とは?
このオフ会を開催されている「JAGUAR & Daimler オーナーズクラブ」は、もともと2000年8月に発足された「JAGUAR & Daimler XJ40オーナーズクラブ(略称XJ40OC)」が母体となっています。
JAGUARの「TYPE XJ40」のオーナーが集まって、車の維持やメンテナンスに関する情報を共有し、より長くリーズナブルに所有し続けることが目的だったと言われています。上の写真のモデルが、JAGUARの「TYPE XJ40」です。
その後、2001年8月になると、「TYPE XJ40」以外のジャガーオーナーにも門戸を開くことになります。
「Jaguar & Daimler Owners Club of Japan」の公式サイトやFacdebookページは以下のとおりです。
会場は東京・お台場の「船の科学館」!!
今回参加させていただいた「JAGUAR & Daimler オーナーズクラブ」のオフ会ですが、場所は東京・お台場の「船の科学館」でした。
「船の科学館」に到着してみると、駐車場にはたくさんのジャガーが並べられていました。ジャガーばかりで集っている姿は、見るだけでも圧巻でした・・・。
ジャガー・XJSシリーズ
ジャガーは本当に美しい車です。
最近のジャガーには、それほど魅力を感じないのですが(最近の車に魅力が感じられないのは、どのメーカーも同じ・・・)、特に、1975年から1996年まで生産された「XJS」シリーズは、私にとって、まさに憧れの車でした。
まさに流麗とはこのことで、本当に美しい車です。
【写真:手前ワインレッドはXJSのオープン仕様。写真に撮っていませんがエンジンルームもきれいなんですよ】
これだけ美しい車を、日本のメーカーが打ち出すことは、きっともう無いでしょう。
ジャガーのオーナーでなくても参加できる!!
と言っても、私はジャガーオーナーではなく、純粋に、ジャガーのファンとして、知人に誘われてやってきました。
「オーナーでなくても、ぜひ!」と。
集まったジャガーの台数は、全部で30台超でしょうか。
駐車場にジャガーばかりがズラズラと並んでいる姿は圧巻です・・・。
さすがに最近のモデルが多いですが、あの美しかったモデルたちが勢ぞろいしていたら、もうそれこそ、すごい風景だったろうなぁとも思いました。
ジャガー・Eタイプ
いろいろなジャガーが並びましたが、中でも注目を引いたのがこちら。
ジャガー・Eタイプ。
【写真:美しさの極み、ジャガー・Eタイプ(右隣は後述するシューティングブレイク)】
もう、本当に美しい・・・。
1975年まで販売されたオープンカー。
これだけデザイン性のある車が生産されることは、もう無いでしょう。
ため息の出るようなデザインです。
ジャガー・Mk1/Mk2
そしてもう一台。ジャガー・Mk1/Mk2 です。
(内装が美しかったので、ひょっとしたらデイムラーかもしれません私自身、素人なもので、判別がつかず)
1955年から1967年まで生産された車。これまた美しい・・・。
【写真:いかにも60年代。ジャガー・Mk1/Mk2(?)】
ジャガー・シューティングブレイク
さらに、レアモノとしては(すみません、ここまでくると、マニアックでしょうか・・・)、先程のジャガーEタイプの右隣にあるモデル。
ジャガーのクーペモデルをワゴンに作り変えたという、通称「シューティングブレイク」。これは、かなり珍しいはずです。
【写真:わかりにくいですが、手前2台目のワゴンがシューティングブレイク】
私もこのモデルは、今までに1度しか見たことがありません。通常の2ドアクーペのリア部分を延長!して、ステーションワゴンに仕立て上げた特注モデル。
なんと、シューティングブレイクという名前だけあって、猟銃や、猟犬を乗せることを目的として、改造されたモデルなのです!
(リンクス・エンジニアリングという会社が作ったものだそうです)
ちなみにこんなサイトもありました。マニアな方、いらっしゃるんですね・・・。
■ shooting-brake.com http://www.shooting-brake.com This site is dedicated to the Shooting Brake, the sports estate car and to related prototypes an showcars. |
クラシックカーの魅力とは?
これ以上書くと、マニアック度全開になるので、このあたりでやめておきます。
しかし、どうしてこれだけ美しいモデルを国産メーカーは創れないのでしょうか? 近年は、あこがれるような車が、本当に少なくなりました。最近の車で強いて挙げれば、日本人デザイナーが制作した、最新のフェラーリやマセラッティくらいでしょうかね・・・。
古い車を拝見するにつれ、つくづく思うのは、昔の人は、すごかったんだなぁということ。経済合理性と安全性の名の下に、いろいろなものを切り捨ててきた、そのツケが、まわりまわって今に至っているようにすら感じてしまいます。
「人は何かを得る時に、その分、何かを失っているのだ」という言葉は、まさに同感です。
強烈な存在感を打ち出した「ジャガーMK2」の広告
見て下さい。これは先ほど紹介した「ジャガーMK2」の広告です。
「わたしは誰にも似ていない」
なんという強烈なコピーでしょうか。圧倒的な存在感には脱帽です。こうした存在感があってこその「魅力」であり、「憧れ」なんですよね。
「憧れの車」が意味するものとは?
昔の人には「憧れの車」というものがあったのに、今の人には「憧れの車」というものが存在しません。あっても、それほどのインパクトではないでしょう。
さらに言えば、「憧れの車」を原動力とする営みもありました。今は、それすらも無いのです。
【写真:ジャガー以外にもイタリアの名車など、ゾロゾロと集結】
巷間いわれる若年世代のバイタリティー不足・・・。もしそれが真実だとしたら、憧れの欠如からくるところも少なくないのかもしれません。意思の欠如なのか、対象の欠如なのか・・・。それは、「車」だけでなく「ヒト」も?
古きよきジャガーを見つめてみて、改めて、そんなことを思ったりもするのです。
(そして、原油価格の高騰が、それにさらなる拍車をかけますね)
「憧れの車」に近寄ってみよう!!
歴史、芸術。つくづく偉大です。エコが叫ばれる昨今・・・。
でも、完全に切り捨ててはいけない大事な領域が、ここにはあるように思うのです。
【写真:オーナーの方々の熱い語り合いは止まりませんでした】
・古きよき車。
・車そのものでなくても、その哲学を。
その魅力、もう一度見つめなおしてみる価値、多いにあると思うのですよね・・。そんな人たちとの語り合い。それが、オフ会の一つの意義ではないかと。
今回のオフ会に集まられた皆さんの活き活きとした姿、人生に対するポジティブな姿、そんな光景を拝見して、素直にそんなことを思った次第です。
【参考】世界最高峰の名車と、日本最高峰の名車に近寄ってみた
こちらの記事も、ぜひどうぞ。
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