海外の人が日本の書道をやっている姿を見たことはありますか? もちろん、「外国でも書道の愛好家がいる」ということ。それ自体は不思議でも何でもないですね。でも、実際に目の前で見てみると、なんとなく圧倒されるものがあるんです。
今回、インドネシアの高校生たちが書道にいそしんでいる姿を見る機会がありました。これまた、びっくりするほど上手いんですよ! ぜひご覧いただきたくてブログでご紹介します。
インドネシアにおける親日度の高さや、インドネシアでの日本語教育の現状がわかるだけでなく、あらためて書道の魅力や書道の素晴らしさを感じさせる機会になりました。
目次
インドネシアで日本祭!!スラバヤの大学の学園祭が熱い!
見せてもらった場所は、インドネシア第2の都市スラバヤ(Surabaya)。1月27日(土)と28日(日)に開催されている、国立エアランガ大学(Universitas Airlangga)の日本語学科の学園祭、「Japanese World 2018 – Mahou no Chikara」でのヒトコマです。
この学園祭では、日本語や日本文化にまつわる様々なイベントが行われているのですが、その中にある大会の一つが「書道大会」。その審査員としてお招きいただいたのですが、まさかこんなに書道が上手いとは驚きでした・・・。
もはや書道体験というレベルを超え、書道講師になれるレベル!
先程の写真の作品もすごいですが、例えばこんな作品も。これ、日本人の作品ではなくて、インドネシアの高校生の作品ですからね・・・。
そもそもインドネシアで書道を学ぶというのは、なかなか機会として無いと思うのです。インドネシアの日本語の先生だとしても、書道までうまくできる先生は限られているはず・・・。いったいどんな先生が教えているんだろうかと不思議になるほどです。
こちらも、ぜひご覧ください。単に、「外国人が文化体験で書道をやってみる」というようなレベルを超えていて、ハッキリ言えば、書道の講師になれるようなレベルですよね。
書道を学ぶ外国人、日本語もうまい! 日本が大好き!
今回の書道大会の参加者は、スラバヤ周辺の高校生たち。しかも「書道」がうまいというだけでなく、日本語の能力も非常に高くて・・・。
世界的に見ると「日本語学習者」の数は、インドネシアは世界で第2位。インドネシアには元々「日本好き」な若者が多くて、「日本語を勉強したい!」という人は非常に多いです。もう本当にうまい人たちがゴロゴロいて・・・。
今回の学園祭でも、私をつかまえて日本語を話したがる高校生もいて。さすがに普通のスピードで返事を返すと「?」となることもありますが、ゆっくり会話をしてあげると、彼ら、けっこう流暢にしゃべれるんですよ。
高校生なのに・・・。まだ1年とか2年しか勉強していないというのに。もちろん日本に行ったことも無いのに。高校の「選択授業」で日本語を選んで勉強しているくらいでしかないのに。インドネシアでの日本語教育の現状には様々な問題もありますが、これほどの能力を示す若者を見ると、日本語教育の先端事情が知りたくなってくるほどです。
インドネシアとの文化交流には「可能性」しか感じられない!
「書道」だって、見事ですよね・・・。いったい、いつ練習しているんだろう? って思います。しかも誰から教わっているのでしょう? 日本語は学習が大変な言語とされています。日本語教育だけでも大変なのに、書道の教育まで考えると、いったいどんな先生がどんなふうに取り組んでいるのか、気になって仕方がありません。
インドネシアで「日本好きな」人たちと交流をする度に、いつも思うんですよね。もっともっと日本とインドネシアがつながっていけばいいのにと。もっともっとつながっていくべきだと。特にインドネシアの若い皆さんの情熱には、本当に圧倒されます。こういう「未来の可能性」は、本当に本当に大事にしていきたいし、育ててもいきたいですよね。
この写真を見るだけでも刺激を受ける方がいるんじゃないかな?と思い、ブログにまとめてみました。ホント、みんなすごいなぁ・・・。あ、ちなみに審査は、ちゃんと厳しくやらせてもらいましたよ!!
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【 時の運と人の縁を極める日々の記録 】 渡邉 裕晃
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