熊野古道といえば、和歌山県の紀伊勝浦。漁港近くにある魚屋の中には、イートインで新鮮な業界が食べられるお店もあります。
今回は「和歌山の港で食べるなら、この魚屋の食堂で食べよう!」ということで「鳥羽山」をご紹介します。
目次
「鳥羽山」は紀伊勝浦の漁港にある魚屋!
【写真:こちらが、漁港そばにある、4代続く魚屋の食堂!】
私は「地のもの、旬のもの」が好きで、
・その土地でこそ、食べられるもの、
・その時でこそ、食べられるもの、
これは、もう神の恵みだと思うのです。
だいぶ前になるのですが、世界遺産「熊野古道」を60キロ歩いたことがあります。
その帰り道、電車の接続の関係で、紀伊勝浦駅で1時間ちょっと時間があいてしまいました。
随分と中途半端な時間をもてあましてしまい、どうしようかと悩んでしまったのですが、ちょうど時間は昼前の11時。これは、もう昼食をいただきに参るしかないではありませんか。
紀伊勝浦駅から「勝浦漁港」まで徒歩で行ける!
地図を見てみると、駅から歩いてすぐ近くに「漁港」があることがわかりました。
これはきっと、地のもの、旬のものをいただくためにわざわざ時間を与えていただいたのだな・・・と感謝。「きっとおいしいものがあるに違いない!」と歩いて行ってみました。
歩いていくと、あっという間に漁港に到着。海の香りが濃厚に漂います。
漁港なので、周りには、たくさんの魚屋が並びます。寿司屋や魚料理やもたくさん。どこに行こうか、本当に悩みました。だって、どこもおいしそうだし、どこも味わい深いお店ばかりなのです。
【写真:たくさんの出店が並ぶ勝浦港。水揚げされたばかりの鮮魚をそのまま丼ぶりでいただける!】
勝浦漁港の魚屋「鳥羽山」の店内の様子は?
そんな中、えいっと思って決めたのが、「鳥羽山」さん。
決め手になったのは、魚屋さんが、魚屋の店舗のすぐ隣に併設する食堂であること。
魅力を感じませんか?
お昼前なのに、お店は満席近い状態。うまくカウンターが空いていて着席できました。。
【写真:鳥羽山の店内(カウンター)】
さすがは魚屋さん。値段は時価で、いろいろなメニューが黒板に記入されています。
【写真:見ていて飽きることがありません・・・】
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お店は、魚屋のお母さんが切り盛りしていて、旦那様は、カウンターの向こう側にある魚屋店舗でお仕事をされています。
娘さん姉妹と息子さんが忙しそうに動き回り、注文があると、魚屋にいるお父様に連絡が。魚屋でお父さんが魚を切り、それが店舗に運ばれてきます。
【写真:カウンターには、12時の来店客増に備えて、次から次へと料理が並んでいきます・・・】
しかも、漁港(那智勝浦港)は、もう本当に目の前です。
これがおいしくないはずがないではありませんか。
たまりません・・・。
鳥羽山のメニューは、もずくもまぐろ丼も全てが逸品!
そんなわけで、前置きがかなり長くなりましたが、次の電車まで1時間ちょっとしかない自分の境遇を恨みつつ・・・急いで注文。
【写真:美味いっぱいのもずく】
【写真:おすすめの絶品、まぐろ丼!】
【写真:まぐろ丼を接写!】
たまらない逸品ばかり。
もっともっと試してみたいものの、電車の時間は、刻一刻と迫ってきます。
もっと食べてみたい・・・。
時間が無い・・・。
あまりにも腹八分すぎます。
店を出ると、なんと大行列ができていました。それもそのはず。だってこの質でこの料金で。もう、東京の寿司屋の値段が馬鹿らしくなってくるくらいです。
勝浦漁港は新鮮魚貝の宝庫!魚屋めぐりをしてみよう!
店を出て、紀伊勝浦駅に向かう道。
雰囲気のある港の食堂が並び立つ風景も、港特有の海の香りも、食後の満足感に、また別の色を添えてくれます。
紀伊に寄る機会があれば、ぜひ、お試しあれ。
店を出た後に見る、隣の魚屋店舗も、これまた、魅力的なんですよね・・・。
漁港でいただく飾らない魚料理、もう日本の文化ですな。
■場所
住所:和歌山県東牟婁郡那智勝浦町築地4-4-1
電話:0735-52-0221
営業時間:11:00〜17:00
定休日:水曜日
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