プロゴルファーの横峯さくらさん。お父さんの「横峯良郎さん」も有名人ですが、実は「おじ様」も隠れた著名人でいらっしゃいます。
それが、今回紹介する「ヨコミネ式」の横峯吉文さん(社会福祉法人 純真福祉会理事長)です。
鹿児島で幼稚園などを複数経営され、ゼロ歳児から小学生までを育てるオリジナルな教育法は、「ヨコミネ式」という名前までついています。この教育スタイルの結果として、「おちこぼれが一人もいない」という状態を生み出せているそうです。
「ヨコミネ式」とは、どのような教育法なのでしょうか?
目次
注目の幼児教育「ヨコミネ式」の内容と効果は?
注目の幼児教育「ヨコミネ式」。その要点は「量をこなす」という一点に尽きます。
「心の力」「学ぶ力」「体の力」、この3点を育成するにあたって、すべて量をこなすことで、どんどん育てていくスタイル。子供たちは「量をこなすことで質があがっていく」という循環サイクルを楽しんでいて、強制される苦しみのない状態で進んでいくというのです。
その結果、例えば、
・小学校に入って3年間で、書く文章の量は「平均」で、400字詰めの原稿用紙にして2,000枚。
というような実態になっているといいます。これは、あくまでも、子供たちがこなしている量の「平均」です。
もちろん、「読む」「書く」ばかりをしているわけではなく、運動もするし、遊びもするし、日々が活発な子供たち・・・。
結論から言って、これだけの量をこなしていれば、また、これだけの量をこなすことが習慣化できていれば、落ちこぼれになるはずがないのです。
ヨコミネ式の「継続の力」は大人にも当てはまる!
このヨコミネ式に見られる「量をこなす」という「継続の力」は、成長という点においては、大人についても当てはまることです。
著名なコンサルタントたちが共通して言うこと。
・ある分野について、30冊位の本を読めば、だいたい把握できるようになる。
だから、入口に入りたかったら、まず5冊読めば良いのです。だいたい把握できるレベルになりたかったら、まず30冊読めば良いのです。すると、その分野の人たちとのコミュニケーションもレベルが変わって、見える景色も変貌します。
私が尊敬し、すでに他界されたお笑い業界の師匠、はらみつおさんは、こうおっしゃっていました。
「十年続けている芸人は、だいたい生きていけるね」
今年評判になった本に、マルコム・グラッドウェルの『天才! 成功する人々の法則』がありますが、
そこに書いてあるのは、「誰でも、ある同じことを、一万時間やれば、だいたいホンモノになれる」ということです。
量をこなしていれば、自然と上達してくるということ。上達していないとすれば、量が中途半端だということになります。
(ちなみに1日 9時間を365日で3年やっていくと9855時間、
1日18時間を週休2日で2年やっていくと9540時間です)
量をこなして質を上げる!量をこなせば質が上がる!
質も大事なのですが、必要な量をこなしているかどうか、これはもっと大事です。もしその領域で成長しようと思うのであれば。
そして、できている人に、どんどん教わることです。
「どうやって、やれば身に付きますか?」
「何をやれば伸びますか?」
「どんな勉強や体験をしてきたのですか?」
そして、やるべきことをやる。何かを身につけようと思う時にすべきことは、シンプルです。幼稚園児が実践して、できていることなのですから。
「才能がない」と言ってあきらめる?できることから継続を!
「私はできないかもしれない。才能がないかもしれない」
それは、やるべきことをやった後に判断できることです。まずはアクションすること。量を増やし、頻度を上げること。そこから全てが始まります。
さぁ、できることから少しずつ、一歩一歩チャレンジをしてみませんか?
この記事も、ぜひご覧ください。
また今回のテーマに関するおすすめ本は以下のとおりです。
【参考】「量をこなして継続する!」に関するブログ記事
「量をこなして継続する!」というテーマについては、こちらの記事でも書いています。ぜひチェックしてみて下さい。
このコラムは、2009年7月18日に配信したメールマガジンを加筆・転載したものです。
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