日本語パートナーズ|インドネシアのマランで生活するメンバーに迫る

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「日本語パートナーズ」というプログラム。これは日本政府が行っているプロジェクトですが、アジアの中学・高校などの日本語教師や生徒のパートナーとして、授業のアシスタントや、日本文化の紹介を行うというもの。9ヶ月くらいのプログラムで、日本から意欲あふれる皆さんが派遣されてきます。

私が住むインドネシアのマラン市(Malang)にも「日本語パートナーズ」が定期的に派遣されていて。私は、マラン代表を勝手に名乗って、毎回、交流会を開催させてもらっています。

今回、新たに「日本語パートナーズ」として新しい期が始まり、日本からインドネシアのマランに派遣されてきた皆さんを招いて、食事会を開催しました。

日本語パートナーズ インドネシア マラン




マランというインドネシアの高原都市

なお、マランの場所はこちらです。インドネシア第2の都市スラバヤから南へ90kmくらい行った場所にあります。インドネシアの中でも大学が多く設置されていることで知られています。学生の数が非常に多いのがマランの特徴です。

「日本語パートナーズ」とは?

「日本語パートナーズ」は2014年からスタートした日本政府によるプログラム。「現地の日本語の先生をサポートしながら,“生きた日本語”を教えられる人材を派遣する」というのが趣旨で、国際交流基金アジアセンターを通じて行われているものです。

2014年度の「日本語パートナーズ」は、インドネシア,タイ,マレーシア,ベトナム,フィリピンの5か国に100名が派遣されています。その後は以下の通り。

・2015年度:8か国に170人
・2016年度:11ヶ国に285人
・2017年度:11ヶ国に307人
・2018年度(2018年10月1日現在):4ヶ国に99人

「日本語パートナーズ」は、アジアの中学・高校などに派遣され、現地の日本語教師や生徒のパートナーとして、授業のアシスタントや日本文化の紹介を行うというのが主な内容です。

今回マランに派遣された皆さんは「日本語パートナーズ 第9期」のメンバーです。派遣期間は、「第1グループ 2018年7月~2019年3月」「第2グループ 2018年8月~2019年3月」とわかれていますが、いずれも終了が「2019年3月まで」というのは同じです。

日本語学習者の急増|インドネシア日本語教育学会と日本語パートナーズの試み
親日国インドネシアでは日本語の学習者が急増。中国に続く世界2位となりました。日本語教師の不足や、教育レベルという点で課題も生まれいます。その対応策としてインドネシア日本語教育学会と日本語パートナーズの試みをご紹介します。

なお、同じく「日本語パートナーズ 第9期」で、東ジャワのラモンガン(Lamongan)に派遣された女性の話はこちらに。

日本語パートナーズ|インドネシアのラモンガンで活躍する女性に迫る
「日本語パートナーズ」というプログラムをご存知ですか? 「日本語パートナーズ」は、東南アジアにおいて、現地の日本語教育を支援するという日本政...

日本語ネットワーク、世界は狭い!!

私自身、夫婦そろって日本語教師の免許をもっていることや、スラバヤで日本語学校の運営をさせていただいていること。日本の方々を対象とする「日本語ボランティアプログラム」をインドネシアで展開していること。また、東ジャワ日本語教育学会とのつながりもあり、日本各地の日本語学校とのネットワークもあることなどから・・・

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というか、純粋に好きなんですよ、こういうプロジェクトに参画してくるような意欲的な皆さんのことが。

皆さんとお食事をさせていただく中で、それぞれの志望動機を教えてもらったり、課題を聞かせてもらったり。じっくり聞かせていただくと・・・、私の職業病(武者修行ビジネスファシリテーター)なのか、それぞれの皆さんがかかえている課題の背景が見えてしまったり、変わりたいポイントやチャレンジすべきポイントが見えてきてしまったり(笑)

今回の主眼ではないので、あえて言いませんでしたが(間違っているかもしれないし)、でも「世界は狭いなー」と思いました。何人も共通の友人がいたりして。

親日国インドネシアには、日本好きが多い!

「日本語パートナーズ」の皆さんは、いつも見ていて本当に頑張っているし、現地でも大いに受け入れられているし、苦労も多いだろうに、見ていて関心させられます。

日本ではあまり知られていないかもしれませんが、インドネシアには「日本大好き!」という人が本当に多いです。

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インドネシアの日本語学習者の数は世界第2位!!

そして、日本語学習者の数も非常に多く、インドネシアにおける日本語学習者の数は世界で第二位。「日本語を勉強したい!!」という人たちが本当に多いのです。

詳しくはこちらをどうぞ。

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そんな親日国であるからこそ、私はこういうプログラムにも、大いにお役に立てたらなと思っています。本当に良いプログラムです。

インドネシアでの日本語ボランティアには、短期のプログラムも!!

この「日本語パートナーズ」は、半年を超える長期のプログラム。興味があっても、なかなか休みが取れなくて・・・という人も多いと思います。

でも、「もし、もっと短期間でできるプログラムがあれば・・・」とか、1週間とか2週間という短期間であっても「インドネシアで日本語を教えるボランティア体験をやってみたい!」という方は、ぜひご連絡ください。

「日本語パートナーズ」とは異なりますが、現在インドネシア第2の都市スラバヤ(Surabaya)で現地の学校と組んで、「日本語ボランティアプログラム」を運営しています。

「日本語教師ボランティアプログラム」をインドネシアで運営する理由
インドネシアで日本語教師のサポートをする「日本語教師ボランティア」のプログラム。どのような思いで運営しているかをまとめました。日本語教師の海外ボランティアはたくさんありますが、理念や思いに共感できるプログラムを選んでほしいと願っています。

今後少しずつ、ブログでご紹介させていただく予定です。なお、東ジャワ州の州都、スラバヤの場所はこちらです。

サムスル
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時の運と人の縁を極める日々の記録 】  渡邉 裕晃
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