舞台公演「鬼の如く、地獄の如く、恋の如く」のご紹介です。
「鬼の如く、地獄の如く、恋の如く」は、3/22(日)まで開催されている「劇団Dotoo!(ドトォ!)」のおすすめ劇です。
ちょうど機会ができて、初日にさっそく鑑賞してきました。内容と感想をご紹介します。
舞台公演「鬼の如く、地獄の如く、恋の如く」の内容は?
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【画像:「鬼の如く、地獄の如く、恋の如く」の特設ホームページ】
「劇団Dotoo!(ドトォ!)」は、私の好きな劇団で、年2回ほど開催される劇には、ほぼ毎回のように出席をしていました(子供ができるまでは)。
今回の劇については、すでにブログでご紹介もしていますので、ストーリーや開催場所などの詳細はこちらをどうぞ。
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さて、感想です。これからご覧になる方のために、ネタバレを避けるため、具体的には書かないようにしますが・・・、一言で言って、実に面白い作品でした。
現代文学史に根ざした物語として展開されていますが、史実やエピソードに忠実に則って描いていくというところ、ある意味で、かなり難しい環境設定での展開に果敢に挑戦された、かなりの冒険作では? という気がしました。
ずばり、「劇団Dotoo!の新境地」という感じがします。
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また、脚本家魂にあふれる台詞が連発するところ、今までの作品と、どこか共通するところがあるな、とも思いました。
熱く生きていなければ、中身あることは語れない。
行動と経験を経ないアウトプットは、きわめて空虚だ。
そんなメッセージング、毎回どこか共通しています。熱く生きなければ意味がない! というところ、いつも共感させられます。
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文学史、また、彼ら自身の作品郡、今回の舞台を拝見して、ものすごーく興味がわいてきました。読めていない作品が、まだまだたくさんありますから。
今回の作品は、同劇団の今までの作品とは異なる新ジャンルとも言うべきもので、いろいろな意味で、とても素晴らしい作品だと思いました。
簡単な作家紹介は、舞台開始前に1枚紙で配布されるので、事前に調べていなくても、十分に理解できます。
(ただし、日本語が不得手だと厳しいと思います)
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出演者の活躍については、これまた、皆さんが、本当に良い味を出していたなぁと思います。誰が主役ということなく、みんなキャラクタリスティックでバランスも良く。
なかでも、女優の二村愛さんが久しぶりに全面に出てきて、とても良い雰囲気が出ていました。
余談ですが、飲むといつも、私のところにビール瓶をもってきて、「社長?、社長?」とからんでくれる(笑)のですが、つくづく、とても面白い方です。
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ちなみに帰りの電車で、隣の2人の20代女性たちが、こんな感想を言っていました。
「芥川龍之介の役の人と、北原白秋の役の人、
とても良かったよね。
もっと、しゃべってくれる場面があったらなぁ・・・って思った」と。
そうなんです。文学に明るくなくても、十分楽しめる作品なのです。
ぜひおすすめします! 3月22日(日)までです!
【参考】劇団Dotoo!(ドトォ!)に関するブログ記事
劇団Dotoo!に関するブログを集めました。こちらの記事も、ぜひどうぞ。