いま日本の大学生の間で評判を呼んでいるビジネスインターン、「海外ビジネス武者修行プログラム」を紹介します。
ベトナムの世界遺産ホイアンで、日本人学生を対象に行われる2週間のプログラムですが、2019年12月23日(月)にスタートした「2020年末2ターム」が、2020年1月4日(土)で最終日を迎えました。
「武者修行」は、2週間の滞在で、新規事業を立案して効果検証まで行うプログラム。今回はホイアンにあるお土産屋「Cool Japan in Hoi An」とセレクトショップ「Always in Hoi An」を舞台に展開しました。ビジネスを学ぶだけでなく、人間としての成長にも大きく寄与する内容になっています。
「武者修行プログラム」は年間1000人近くの学生さんが参加するビジネスインターンにまで成長し、口コミでも話題が広がっています。「これから参加してみようかな」とか、「どんなプログラムなんだろう?」と思っている学生さんもいるはずです。
そこで今回のブログでは、海外ビジネス「武者修行プログラム」の2週間の活動について、振り返ってみたいと思います。
目次
武者修行「2019年末2ターム」参加者は19名!
今回の「2019年末2ターム」に参加したメンバーは合計で19人。朝から夜まで、全力でチャレンジ。アタマとカラダとココロとをフル動員して、みんな本当によくやりぬきました。
この「武者修行プログラム」での私の役割は、参加者たちのビジネス面での成長を促す「ビジネス・ファシリテーター」です。この2週間、彼らの成長に寄り添うことができたことは、ただただ感無量です。2週間が本当にあっという間で「もう終わってしまった」というのが信じられません。
今まで、「2016夏」「2016年末1」「2017春1」「2017春5」「2017夏4」「2017夏10」「2017年末1」「2018年春3」「2018年春13」「2018年末2」「2018年夏9」「2018年末1」「2019春7」「2019末2」「2019夏5」「2019夏8」「2019夏10」「2019夏15」と、合計18回に渡って「ビジネス・ファシリテーター」として参加させていただきました。
19回目となる今回の参加者19名を加えると、合計で464人の学生さんと対峙させてもらったことに。本当に感慨深いです。
武者修行プログラムとは?
武者修行プログラムは、日本人大学生を対象とする2週間のビジネスインターン。大学生の間で評判を呼んでいるプログラムです。本プログラムの詳細はこちらをどうぞ。
東洋経済で「ベトナム武者修行する日本学生が増える理由」との記事
週刊東洋経済でも「ベトナム武者修行する日本学生が増える理由(超実践型の海外インターンが人材育成に効果)」と題する記事で紹介されました。
武者修行プログラムの概要がわかる記事
また、武者修行プログラムについての紹介ブログは主に以下の通りです。
「2019年末2ターム」の担当店舗は?
この「武者修行プログラム」は、2週間で新規事業を立ち上げるというプログラムですが、実際の店舗を用いて行うことになります。
今回のタームの舞台となったのは、ホイアンにあるお土産屋「Cool Japan in Hoi An」とセレクトショップ「Always in Hoi An」という2つの店舗です。
お土産屋「Cool Japan in Hoi An」
ホイアンの旧市街の中心地にあるお土産屋。日本人の感性を活かした商品選定がなされているのが特徴で、コーヒー、Tシャツ、陶器など、様々なお土産が販売されています。人通りの多い繁華街にあり、散歩ついでにふらっと立ち寄る観光客も多くいます。
「エコフレンドリーコーナー」があることから、エコ意識の高い欧米人に注目されている他、日本では「地球の歩き方」等で紹介されていることから、日本からの観光客も訪れています。
セレクトショップ「Always in Hoi An」
お土産屋「Cool Japan in Hoi An」の2階にあるのがセレクトショップ「Always in Hoi An」です。「Vietnamese」「Modern」「 Art」「Eco」という4つのキーワードがコンセプト。ベトナムの伝統グッズや「ベトナムで作られた製品」に特化しているのが特徴です。
ハノイから取り寄せた藍染製品や、ホイアンで作られた竹製のストロー、箸、ブックマークなど、ベトナムの伝統を活かしたおしゃれなこだわり商品が並んでいます。
それぞれの店舗を舞台にして、「ニュープロダクト・ディベロップメント」と「インサイド&アウトサイド・プロモーション」をあわせた合計6チームで新規事業を立ち上げることになります。
「2019年末2ターム」の担当ファシリテーターは?
武者修行プログラムは、2週間のプログラム。基本的なプログラムは用意されていますが、どのような内容をどのような手順で提供していくか、また引き出していくかという点は、ファシリテーターたちの判断に任されています。
参加者たちの状況を見ながら、どのようにしたら学びが最大化できるか。チームビルディング・ファシリテーターのたかさん、ファシリテーターのさとこさん、そしてコーディネーターのすみすとともに、4人体制で真剣に格闘してきました。
この2週間は朝から夜までずっとつきっきり。悩みあり、笑いあり、不安あり、喜びあり・・・、参加者のためを思い、どうしたらより多くの学びを持って帰ってもらえるか、思案に思案を重ねる14日間でした。特に今回のタームは、ファシリテーター間の会話と議論の時間に相当な時間を費やしたな・・・という気がします。
「2019年末2ターム」の優勝ビジネス企画は?
第2タームの担当店舗はお土産屋「Cool Japan in Hoi An」とセレクトショップ「Always in Hoi An」での企画立案。
お土産屋「Cool Japan in Hoi An」では、いかにしてホイアン名物をつくるかという観点から。またセレクトショップ「Always in Hoi An」では、名物をつくり、効率の良い集客をしていくか、という観点から、6つのチームがそれぞれに格闘を繰り広げていきました。
優勝はハンドメイドオーガニックソープとアロマキャンドル!!
そんな中で生み出された6チームの企画。優勝したのはチーム「どらえもん」で、ハンドメイドオーガニックソープとアロマキャンドルでした。
実際に市場調査をする中で、石鹸の需要が意外とあることを発見。来店客のうち女性比率が70%を占めることもあり、女性向けのオリジナル石鹸に着目します。ヒアリングした結果、ホイアン市内で石鹸のハンドメイドショップを発見し、さっそく訪問。インタビューをしてみたところ、要望次第でオリジナルの石鹸をつくってくれることに。
アンケートを重ねてみた需要分析から、いくつかの傾向を導き出し、いくつかのオリジナル石鹸を外注することに成功します。お客様に販売する中、様々な意見や要望を抽出。中でも「石鹸の包装紙をセロハンで留めているのはエコじゃない」との声を得て、再びお店に訪問してディスカッション。「ならば、セロハンを外して、ロウで留めることにしましょう」と。
こうした地道なPDCAの繰り返しを経て開発されたのが、チーム「どらえもん」のハンドメイドオーガニックソープとアロマキャンドルです。単に商品を開発するだけでなく、商品にかける「想い」に共感してくれる接客を試行錯誤したり、実際に石鹸をつかって手を洗ってみてもらうなどの実演販売を試してみたり。
PDCAを何度も繰り返すことで改善し、実際に販売に結びついたこともあり、見事に「採用」となりました。
「2019年末2ターム」ビジネス最終発表の総評
ビジネス・ファシリテーターを担当させていただくのは今回で18回目。この「最終発表」は2週間の格闘の集大成とも言えるもので、いつも本当に感動させられるイベントです。
フィードバックのコメントを返すのは、現場を見ていないオーナーである和也さんと、現場での活動をつぶさに見てきた私自身。純粋に企画のプレゼン内容から評価しなければいけないわけですが・・・、結果が出なくても頑張り尽くしたチームがあることも私自身は知っていて、そうした評価にあたっては、毎回そうですが、本当に悩ましく感じます。
順調にいったチームもあれば、悪戦苦闘した結果として成果を出したチームもあって。いろいろな諸事情から時間不足でそれなりの結果になったチームがあったり、最終日でとんでもない動きを果たしたメンバーがいたりすることも知っていて。だからこそ評価のコメントは本当に難しくて。
企画が採用になったチームも、また不採用になったチームも、単に「うまくいった」「うまくいかなかった」ではなく、ここから何を学び取ろうとするかというスタンスこそが、未来への糧につながるはず。ぜひここから様々な学びを持ち帰ってもらいたいな・・・。
今回の「2019年末2ターム」2週間全体の感想
今回の「2019年末2ターム」2週間全体の感想を言うと・・・、私自身これで武者修行を担当するのは18ターム目になるのですが、「とにかく難しかったー!」に尽きます。「まだまだ修行が足りん!」というのが私自身へのメッセージ。
タームによって全く異なる展開が起きる!!
たまに「武者修行の2週間は、どのタームでも、いつも同じ内容でやっているんですか?」と聞かれることがあります。しかし、今まで様々なタームを担当してきましたが、どれ一つとして同じタームはありませんでした。
今回のタームは参加者数が19人。いつもより少数で、その分しっかりと各人に寄り添えるなと思ってのぞんでいました。1日目、2日目と様子を見ていると、みんな本当に優秀で。どんどん気づきがあって前のめりで・・・。自分たちで学びを共有しあって切磋琢磨しあえる環境ができるかもしれないと思って静観していたところ、途中から不思議な環境に。
完全に見誤ったというか、私自身の力不足だったと反省しきりです。個別アプローチで現場を回るということはしたものの、うまくみんなをサポートしきれなかったことは大きな反省材料です。
ホントにみんな、よく頑張った!!
でも最後の最後は、本当にみんな頑張った! 最後の最後は感動の名場面がたくさんあって。参加者にも「もっとできたかも!」っていう思いがあるでしょうが、私自身も「もっと、やりようがあったような・・・」っていう反省があって。
あっという間の2週間。アタマもココロもフル動員して、それぞれがそれぞれの課題に立ち向かった格闘の日々。私たちファシリテーター陣の努力がどれほどの実を結んだのかは参加者の皆さんからの評価に委ねることになりますが、とにもかくにも、「次につながる」2週間になっていればなと願っています。
あっと言う間の2週間。やりきった人はやりきった人なりの感慨を。そして、やりきれなかった人は「もっとこうすればよかったのかもしれない」という後悔を。ぜひとも次への学びへと昇華させることまでできていてくれたらなと。
私自身、19人の参加者たち全員からも、たくさんのことを学ばせてもらいました。みんな、本当にありがとう。私も今後さらなる精進をしていきます。
ジョブウェブ佐藤孝治社長が活動光景を9分映像に!!
なお、ホイアンを訪問中のジョブウェブ佐藤孝治社長が、店舗で頑張る参加者たちの現場の様子を中継してくれました。
その時の9分映像がこちら。この映像のうち、5:40〜7:00のところで私も登場します!現場の様子がよくわかる映像になっているので、興味のある方はぜひ。
ファシリテーターのさとこさんによる「武者修行密着レポート」
また、担当ファシリテーターであるさとこさんが「武者修行密着レポート」と題して「2019年末2ターム」の2週間の様子をダイジェスト形式でまとめてくれています。
「武者修行プログラム」に参加する予定の方に向けた内容になっています。写真も含めて臨場感あふれる内容になっているので、ぜひご覧ください。
(1) キックオフから中間プレゼン編
(2) 終日オフから効果測定編
(3) 最終プレゼンからクロージング編
武者修行「2019年末2ターム」参加者19名への個別メッセージ
武者修行プログラムは2週間があっという間に過ぎ去ります。あらためてじっくりと彼らのことを思い出し、「今だったら、それぞれのメンバーに向けて、こんなことを伝えたいな・・・」という私なりの思いをまとめてみました。参加メンバー19人への1000文字メッセージです。
チーム「For ENNNN」ポストカードとマグネット
お土産屋「Cool Japan in Hoi An」で「ニュープロダクト・ディベロップメントA」を担ったのが、チーム「For ENNNN」(フォー・エン)。この4人が最終的に提案した企画は「ポストカードとマグネット」でした。
チームメンバーである、えり、みる、ひろと、りゅうやという4名へのメッセージは次の通り!
■みる:みるは日本にいる時からリーダーシップを発揮していたなぁ・・・って思う。ルームシェアの相手を募集するという時に、率先して相手探しがやりやすいようにしたのがみるだった。部屋割りの画像まで送っていて・・・、これだけの整理をしている武者修行の参加者を見たのは実は初めての経験。みるは活動初日からも爆走するかのように動き、チームの中でも采配を振るっているかの印象をもった。きっとお笑いライブ運営の経験も大きいんだろうなーなんて思いながら見ていた。でも、そんなアクティブなみるが、途中から静かなみるに変わった。みるは本当は人が好きで、人に興味があって。狭い空間から脱して、もっともっと広いところに自分を置いて視野を広げたいと思っていたんじゃないかと思う。長所を伸ばしていくことに主眼をおいていたみるにとって、今回の武者修行の環境ではいろいろな想いがあったかもしれない。どうしたらいいのか、わからなくなることもあっただろうし、メンバーとの距離感や、メンバーからの指摘に戸惑うこともあったと思う。プラスのことからもマイナスのことからも、学ぼうと思えば学びの素材はあふれている。長所を伸ばすのも良い!短所を改善するのも良い! あらゆる機会からどんどん学んでいくことができる。そしてそれをすでに知ってるみるがいたはずなんだけど、途中からみるは自ら考えるモードに入ってしまったかなー。でも、それは悪いことではなくて、みるにとっては今までにない新しい機会だったかもしれない。なんでも面白がる!できることで人に貢献する!そんなアクティブなみるが、静かに黙考する状態になってしまった。最後の最後までそれが晴れることはなく、最後のクロージングでもみるは泣いていた。そこにどんな想いがあったのかは、僕にはわからない。けれど逆に言えば、みるがそれだけ真摯に武者修行に取り組み、それだけ真摯に自分を見つめ、それだけ余計にあらゆることから学ぼうとしていたからこそなんだろうと僕は思う。勝手なことを言わせてもらうと、みるはもっともっと自分の長所を見つめていいと思うよ。それで突き抜けたらいい。考えすぎて立ち止まってしまうのは、みるらしくなくて。前を向いて、学びまくって、走りまくったら良い。どんどんやって、どんどん転んで、どんどん歯を折って・・・って、折っちゃダメか。いろいろな人がいろいろなことを言うかもいれない。虚心坦懐に受け止めるべきこともたくさんあると思う。でもそれが負担でみるが止まってしまったらみるじゃない。いったん立ち止まって整理して、そしてまた歩き始めてほしいな・・・。そして走ってほしいな・・・。疲れた時は、いつでも人に頼っていいんだよ。応援しています!
■ひろと:ひろとは、よく考える人だなぁというのが僕の印象。これは褒め言葉。「考える」って結構大変なことで、逃げたくなる人もたくさんいる。でも、ひろとは難しいことや悩ましいことでも、ちゃんと考え続けることができるんだよね。それは逆に言えば、考えることから逃げたい時でも、逃げることができず、深く考えざるを得なくなる・・・とも言えるかな。ひろとが一人で静かになり、沈思黙考している瞬間って、きっとそういう時なんじゃないかな・・・って思って見ていました。毎日の振り返りシートもすっごくたくさん書きつけていて、ひろとって、1日中ずっと思考が止まらないんじゃないかなとすら思ったくらい。でも、念のためもう一度言うけど、これは褒め言葉。決して欠点なんかじゃない。考えることが苦手な人はとっても多い。ひろとが、いつもじっくり考えるのは、考えたくて考えているのではなく、もしかしたら考えることから逃げることができなくて、まさに考えざるを得ない状況に陥っているだけなのかもしれない。でも、何かがあればちゃんと考え続けることができるのは、見方を変えれば「才能」なんだと思うなぁ。その才能を活かすポイントは、一人だけで完結させないことなんだと僕は思う。考えたことを伝えることは不安だよね。考えても考えても結論が出ないこともたくさんある。でも、ひろとのその才能を活かすポイントは、きっと、その不安を乗り越えて、ちゃんと相手に伝えることなんじゃないかな。「いま自分の頭の中で、こんなこと考えているんだけど」って。「結論が出ないんだけど、いま頭の中で、こんな想いがうずまいていて・・・」とか。途中経過でもいい。結論でなくてもいい。「いま、頭の中が、こんな状況なんだよ」って。それじゃダメな気がするかもしれないけれど、仲間だったら受け入れてくれるはず。どう思われるか怖かったら、一番の親友に伝えてみたらいい。どう思われるか怖かったら、まずは伝えてみて相手の反応を見てみよう。ひろとにとっての武者修行。今回が初めての海外旅行ということもあり、不安もたくさんあったと思う。でも、ちゃんとホイアンに行けたよね。小さなことからでもいい。海外に行ったことがないなら海外に行ってみる。それだけでも大きなチャレンジ。保守的人生を打破するポイントは、ちょっとだけ不安なこと、ちょっとだけ怖いことをやってみること。そしてその不安や恐怖を親友と共有すること。乗り越えたら、その感動を伝えること。ひろとは、ものすごく伸びしろを感じるよ!応援しています!
■りゅうや:「今を生きる」を大事にしているりゅうやにとって、武者修行の2週間は「今を生きる」を貫徹することができただろうか? って聞いてみたい気がするなぁ。それは「ちゃんとやってなかったよ」ってことが言いたいのではなくて、りゅうや自身がどのように2週間を捉えているのかな・・・っていう、ただ純粋な問いかけ。りゅうやは第2タームの中で、直前の駆け込みで武者修行に申し込んだんだよね。あれだけの駆け込みで申し込むということは、それだけの意気込みがあったはず。そこのところを聞き漏らしてしまった点は後悔しているんだけど、「今を生きる」というスタンスをもち、かつ、限界を決めつけて自らの可能性を引き下げるような失敗を恐れる人ではなく、どんな状況下でも常に楽しんでいる人に憧れを持っているりゅうやにとって、その理想像にどこまで近づけたのかなーって。りゅうやの「今を生きる」というスタンスは本当に素敵だと思う。僕のイメージでは「今を生きる」は、いつ何時も本気で打ち込むっていうことなんじゃないかなって理解している。りゅうやの言う「楽しむ」というのは、失敗する可能性の高いプロジェクトや提案に対しても試行錯誤を繰り返し、0から1へと変えられるようにチャレンジをすることだよね。それを本気でフルに取り組むことこそが、自信をもつために大事な最短距離だと僕は思っている。だからりゅうやが、もしもっと自信がほしいということであれば、今のスタンスである「今を生きる」を貫徹すること。目の前のことに本気になって打ち込むこと。そこからしか自信は生まれてこないんだと思う。ビジネスとは異なるかもしれないけれど、それはきっと、りゅうやの12年に渡るサッカー人生からも感じ取っていることなんじゃないかな。だから、もうりゅうやは走るだけで良いんだよ。やるって決めたら、駆け込みで武者修行に申し込めるんだから大丈夫。そのマインドを維持するだけだよ。自信は「今を生きる」を貫徹し続ければ、自然と後からついてくるもの。目の前にあること、何でもかんでもバカになって打ち込んでみてほしいなぁ。「今しかない!」って思って全力で。「意味あるのかな?」とか「それをやって役に立つのかな?」って疑問に思う時もあると思う。それでもいい。片っ端から全力でやってみてほしい。「今を生きる」を徹底させて、思い切り燃焼してみてほしい。いつのまにか0が1になっていることに気づくと思う。いつの間にか自信がついてくると思う。新しいことをやる必要はなくて、りゅうやのスタンス「今を生きる」を徹底するだけ! 騙されたと思って、ぜひチャレンジしてみてほしい。期待してるよ!
チーム「Rùa」グラスとミニ傘(ノンラー)のセット
お土産屋「Cool Japan in Hoi An」で「ニュープロダクト・ディベロップメントB」を担ったのが、チーム「Rùa」(ルア)。この3人が最終的に提案した企画は「グラスとミニ傘(ノンラー)のセット」でした。
チームメンバーである、さあや、ゆいぴー、しょうたという3名へのメッセージは次の通り!
■ゆいぴー:ゆいぴーはホントにすごい可能性を感じるなぁ。ポテンシャルがとっても大きい。ゆいぴーは普通にアウトプットのチカラが長けていて、変態前夜祭の読み合わせの発表の時も、自分の体験をまじえ、惹きつけられるプレゼンができていたのは、ゆいぴーだけだった。「人生のミッション」も読ませてもらったけど、表現とか語彙とか、なんというべきか、ゆいぴーのアウトプットには、どれも濃厚な「身体感覚」があるんだよね。経験と本心によって語られているから、人に刺さるんだと思う。残念ながら、数日間ほど体調不良で参加が難しかったけれど、それでも最終発表であれだけの内容がプレゼンできたのは驚きで・・・。あと数日あって、かつプロモーションチームだったとしたら、きっと魅力溢れた企画にもっていけるだけの内容にできたと思う。ゆいぴーは、自分が体験したことを咀嚼して、しっかりと言葉にできるという才能があるんだろうなぁ。振り返りシートも、びっしり書いていた。この才能は、ぜひとも今後に活かしてほしいし、活かすべきだと思う。すごいと思うよ、ゆいぴーは。「やりがいをもって、輝いた目をもって、仕事以外にも楽しみがあって、人に優しくできて、誰かの為になって、そんなキラキラした大人になりたい。異国の地を、自分の足で歩き、自分の目で見て、自分の肌で感じて、自分の耳で聞く、それだけで自分の世界は大きく広がる。悩みなどちっぽけに感じられるし、誰にどう思われたって、自分らしく行きたいと思うようになる・・・」。なんという名文なんだろうか。すごいなぁ。この才能、ちゃんと使わないともったいない! そして世界を飛びまわる産業保健師ってホントに素敵だな。でもゆいぴーは、僕の勝手な思いでは、もしかしたら産業保健師にこだわらなくても良い気がする。それは産業保健師に向いていないということが言いたいのではなくて、なんかねぇ、もっともっと広い可能性があるような気がするんだよね。そしてもしかしたらだけど・・・、僕の無責任な発言だけど、休学して世界を旅し、違う文化を持った人、価値観、考えを持った人、色んな経験をしてきた人、色んな人に出会い、色んな価値観を身につけ、世界を知ることで、きっとゆいぴー自身が「もっともっと広い可能性がある!」って気づいているんじゃないかとすら思う。まずは体調を整えよう。そして無理のない範囲で、世界を旅するゆいぴーに戻ってほしいな・・・。産業保健師になるのは素敵なこと。でもそれだけでない広い可能性があるということを、ちょこっとでもいいから意識してみて!そして、どんどん発信をしよう! ゆいぴーの旅日記、すっごく読みたい!! せっかくの素晴らしい武器をどんどん使ってみて!
■しょうた:誰よりも野球に人生をかけてきて、1年のうち360日は寝ても覚めても朝から深夜まで練習を続けてきたのがしょうた。「勝って当たり前」という環境の中、普通の人では絶対にできないことを死に物狂いでやりぬく。その苦しみと喜びを知っているのがしょうた。武者修行の途中で体調不良になっても、あきらめることなく回復に向けて尽力し、病の中からも学びを得ようと格闘していた。逆境の中にあっても学びや気づきを得ようと奮起して、しかも欠席しているのに「振り返りシート」に学びをきちんと書き込んでいたよね・・・。僕はしょうたの強い気迫を感じた。これはしょうたがもつ力強い武器だと思うんだよね。すごいパワーだし、いかなる時でも「立ち上がれるチカラ」だし、それこそ「自走式エンジン」なのだとも思う。野球をやめてから1年。自由な時間が増えてからの毎日は、もしかしたら本気の充実感や楽しさを味わえずに悩ましいこともあるかもしれない。何をしたらいいかわからない・・・、何とかしなきゃ!って焦ることもあると思う。でも、何よりもまず、しょうたには大きな武器が備わっているということをしっかりと味わってみてほしい。武者修行を通じて、しょうたはいろいろな学びを得たと思う。活動期間が少なくなってしまった分、もしかしたら学びが少なくなってしまったかもしれない。けれど、もし少しでも学びがあったとしたら、日本に帰ってから、ぜひしょうたがもつ武器とつなげてみてほしい。普通の人では絶対にできないことを、死に物狂いでやりぬくことの苦しみと喜び。それと何かをつなげてみてほしいんだ。そして実行してみてほしい。もし、何か本気でチャレンジできるようなことをもう一度やりたいと思うなら、ぜひそれを試してみてほしいなぁ。そしてもう一つ。やりたいことがあれば、それをトコトンやってみよう。どんなに小さなことでもよくて、例えばタームのメンバーの○○とまた会って飲みたい!というなら、全力で会って、全力で飲んでみる。どんなことでも全力でやれば何かが残るから。そして、もし「やりたいこと」が見つからなのなら、とにかく目の前のことを全力でやってみよう。どんなことでも全力でやれば何かが残るから。きっと武者修行の中でもその片鱗をつかんでいると思うし、「勝って当たり前」という環境を知り、そこで生き残ってきて、さらにはその楽しさを渇望しているしょうたであれば、なおさら知っている世界なんだろうなって想像する。本気でチャレンジできることって本当に素敵なことだよね。そうそう、ペンシルバニア大学のアンジェラ・ダックワースの研究によれば、人の成功には何が影響しているかって、知性やIQ、外見などではなくて、やりぬくチカラ、立ち上がるチカラなんだって。まさにしょうたの武器だね。もし興味があればググってみて!
チーム「有限会社Sleep」キャンドルやアロマなど4点
お土産屋「Cool Japan in Hoi An」で「ニュープロダクト・ディベロップメントC」を担ったのが、チーム「有限会社Sleep」。この3人が最終的に提案した企画は、キャンドルやアロマなど4点でした。
チームメンバーでななこ、しょうたろ、きょーしろーという3名へのメッセージは次の通り!
■しょうたろ:ホーチミンーハノイのベトナム縦断でホイアンを経験したことのあるしょうたろにとって、2度目のホイアンにはどんな印象をもっただろう? しょうたろとは会話をする機会が少なかったんだけど、この2週間はホントに悩むことの多い日々だったんじゃないかな。もう、どうしていいかわからん!・・・っていう様子が何度もうかがえて。そしてそれは、しょうたろにとってみると、まさに自分との戦いだったんじゃないかと思う。それは自分がもってきた課題との戦い。乗り越えたくて、ずっと乗り越えられずにいた課題。それを克服することで、イキイキとした自分になりたいという課題。そのために、しょうたろはホイアン出発前からフル回転で頑張った。ビジネス企画を考えて、協力者とも連携して、企画書にまとめるところも主導的にやって。今までは、誰かがやってくれるんじゃないかという思いでやってきて、でもそれじゃダメだって決めて、思い切って頑張った。けどホイアンに来てみて、壁にぶち当たる。調べれば調べるほど、あれれ? って。チームは自由闊達に意見が言い合える関係だった。だから意見を出してほしいし、メンバーの中に、言葉にならない思いがあれば、それを翻訳して言語化してあげた。仲の良いチーム。でも、なぜかうまく進まない・・・。当事者意識をもってロケットスタートをしようとしたけど、自信の無さがもたげてきて。そんな中で、自分の意見が言えずにいるメンバーがいることを知らされて。あれれ?の連鎖。よう、わからん! ・・・見立てが間違っていたら申し訳ないけれど、きっと、しょうたろにとっての大きな試練だったんじゃないかと思う。しょうたろって、根が真面目なんだよね。よくわからない中でも少しずつ前に進まなきゃって思って。でもうまく進まないと誰かがなんとかしてくれるかも・・っていう昔に戻ってしまいそうで。でもそれじゃダメだって思う中で、ようわからん!って。たぶんだけど、しょうたろは「他人任せ」か「自分任せか」で一人で頑張っているんだけど、きっとその中盤にある「他人に助けてもらいながら自分も貢献する」っていう道を追求していくと、しょうたろの良さが輝いていくんじゃないかな・・・って思う。「誰かが自分より良いアイデアを持っている」って思うのも「あり」。でも、しょうたろだからこそ思いついているアイディアもあるかも。そしてさらに言えば、アイディアを言葉にしない人がいたとして、その人はアイディアが無いのではなくて、頭の中にあるだけで。それを引き出してあげるというのも、一つの当事者意識なんだと僕は思う。声無き声に耳を傾けて、それをカタチにしてあげることもチームワーク。自分の悩みを打ち明けて、助けてもらうのもチームワーク。僕は最終発表のプレゼンを終えて、一人泣いていたしょうたろの姿が印象的で。「一人だけで頑張らなくてもいいんだよ!」って、僕なら伝えたいな。みんなでやるってことは、必ずしも「当事者意識が低い」ということではないからね! ぜひ、あらためて2週間を振り返り、チームメンバーとも自由な雰囲気で語りあい、学びを深めてほしいな・・・。応援しています!
■きょーしろー:いろいろ戸惑った2週間だったかもしれないなぁ。ビジネスに必要と思われる武装をして望んでみたものの、あれっ?という想いをいだく場面もあったと思う。思っていたのと違うなと感じたところもあっただろうし、ここのところは無駄だなとか、ここは仕方ないなとか、いろいろな思いがあったんじゃないかな。でも2週間の活動の中で、ビジネスというものが、実は英語力や数学的知見、プログラミング能力といったスキルだけで動くものでないということ。その片鱗だけでもつかんでくれていたら嬉しいなと。僕自身は、たくさんの創業経営者に囲まれて生きてきて、ゼロから100億企業をつくった人もいて、もちろん上場を果たした人も何人もいて。そうした人たちを近くから見ていると、なぜか教科書等で言われる「競争力ある人材が持つべきスキル」が必ずしも高いと言えない人たちが本当に多くて・・・。不思議でしょう? きょーしろーが2週間の前半で走ってきた時のこと。そして最後の数日間で活動してきた時のこと。比べてみてどうだろう? 特に効果測定の日の夜、ベトナムの子どもたちと一緒に全力で走ったりした時のこと、覚えている? あれはすごくいい経験をしているなぁ・・って見ていた。言っていることが、よくわからないでしょう?(笑) 今すぐに何かの答えを出す必要はないんだけど、あの時にきょーしろーが感じたこと。あの子どもたちの表情やしぐさ。子どもたちときょーしろーとの間で起きたこと。ぜひ注目をし続けてみてほしいなぁ。よくわからない?ついでに、もう一つだけヒントを。僕はよく「ありのままの状態を鍛えよう」って表現するんだけど、いわゆる成功者たちを見ていると、共通しているのが「その人のありのままの状態だけでも強い」という点がある。武器とか鎧とか、何も着けていない状態でも強力な状態。もちろん武器とか鎧とかをつけた方が強いんだけど、それが無くても強い。そのために彼らが何をしているかっていうとね、ズバリ、すべてのことを全力でやっている。誰も見ていないところでも、誰からも評価されないことでも、自分のために継続的に全力になっている。彼らを見ていると「すごいなぁ」っていつも思う。誰にもできないことをやれるから強いんじゃなくて、誰にでもできることを誰にでもできないくらいに集中して取り組み続けているのが共通していて。何がどこでつながるかわからないからこそ、いつチャンスが来ても対応できるようにしているんだろうなって思う。だから意味のなさそうな、無駄に思えることでも独特の嗅覚で選択して全力でやっているんだと僕は思ってる。きょーしろーには、さらにさらに大きく羽ばたいてほしいから、ヒントとして書いてみました。丸裸のままで良いんだよ。バカみたいに自分のチカラで全力で試し続けてみて!応援しています。
チーム「どらえもん」ハンドメイドオーガニックソープとアロマキャンドル
セレクトショップ「Always in Hoi An」で「ニュープロダクト・ディベロップメントA」を担ったのが、チーム「どらえもん」。この3人が最終的に提案した企画は「ハンドメイドオーガニックソープとアロマキャンドル」でした。今回のタームでの「優勝」チームです。
チームメンバーである、りお、ほりさ、ショーンという3名へのメッセージは次の通り!
■ほりさ:優勝おめでとう。と言っても、あまり実感が無いかな。でもほりさはきっと、日本に帰ってからも考えたり感じ直したりするだけのタネをきちんと持って帰ることができたんじゃないかな・・・と、僕は勝手に想像しています。感動や達成感、発見や悩み、不安や戸惑い、整理しきれない違和感。2週間の活動からは、きっといろいろなものを得ているはず。自分の都合の良いように捨てたり脇に追いやったりせず、きちんと自分の中に持ち続けようとしていた(ように僕には見える)ほりさは、自分に正直で、自分に誠実で、ちゃんと前を向いて学び尽くそうとしていたんだなって思う。自分自身を深堀し、どういう人間でどういう人生を歩んでいきたいのかを考えることって、本当に難しいよね。言いたいけど言えないこと。言えないけど想いがあるから、それはそれで消せなくて。気持ち悪いことは気持ち悪いと伝えないと気持ち悪くて。僕の見立てが間違っているかもしれないけれど、僕が見るにほりさは自分に誠実なところがあるなぁって見てた。でもほりさが2週間の中で、ちゃんと全力をフルに出し切れたかどうかはわからない。やりきれたところはちゃんと自分を褒めて、でも、もしやりきれなかったところがあるとするならば、そこから得られた教訓は、ぜひとも今後に活かしてほしいなって思う。そして、ほりさなら、きっとそれができるはず! ビジネスの面では特に後半でのほりさの動きがすごかった。お客様をつかまえては、たくさんの質問をして、そこからヒントを得て。そしてまた間髪いれずにお客様をつかまえてはヒアリングして。子供がいれば、ちゃんとしゃがんで相手に目線を合わせ、笑顔で接する。そのことで安心してヒアリングに応じてくれた親御さんは少なくなかったはず。ビジネス面では、まだまだ学びたかったことがたくさんあったかもしれない。けれども、ほりさの最後の数日間の動き、お客様とふれあい、小さな声を拾い上げ、チームで共有してPDCAを回していくこと。ここの頻度を上げたことは、確実に企画をブラッシュアップさせたと思う。スタッフとの連携や他店との連携、デザイナーの活用など、まだまだできることはあったかもしれないけれど、PDCAを回してどこまでも完成度を高めていくという点においてはビジネスの基本をしっかり完遂できていた!(そこまで回し切るのは、実は意外と難しいものなんだよね)。あと最後。冷静に見えるほりさが、BCで思い切って頑張って本音を出してくれた時、最後の優勝コメントでの一生懸命に思いを整理しようとする「誠実な」時間。まるでほりさの心の叫びが始まるかのようで、しかもそこには言外に含意するところのメッセージがたくさんあって、ほりさの本当の頑張りが感じられて、とても印象的だった。ロジカルなほりさも良いけれど、ロジカルになりきれない「人間ほりさ」もいい。そんな姿をもっともっと出していくといいんじゃないかな。余談ながら・・・、あの時の様子は見ているだけで、まるで自分の娘を見ているようで感情移入してしまった。ちなみに娘の名前は「りさ」ではなく「りこ」。余談でした。
■ショーン:優勝おめでとう。ショーンは武者修行の中で「なんかわからないけど、スゴイ」を達成できただろうか?本当に突き抜けることはできただろうか?僕が見るに、ショーンが目標としていたことは、「優勝」のさらにその先にあったんじゃないかと思って。それを本当に達成することができたかどうか、そのあたりを聞いてみたい気がするなぁ。「なんかわからないけど、スゴイ」っていう価値観に憧れるところは僕にも共感するところがあって。ショーンはシリコンバレーに訪問することで、そこで出会った人たちのユニークさに圧倒されたんだよね。「なんかわからないけど、スゴイ」が意味するところは人によって違うかもしれないけれど、僕が身近に接してきた「なんかわからないけど、スゴイ」人、中には起業して上場を果たした人もいるし、15歳で起業して現在は社員数が150人という人もいるし、それこそゼロから100億起業をつくった人もいる。でも彼らを見ていると、必ずもエリート街道を行っているわけではなく、必ずしも理路整然ときれいにスピーチやプレゼンができる人というわけでもなく。何か共通するところが無いかな・・・と考えてみると、やはりユニークな遍歴や貴重な経験を本気でやり続けていて、どこまでも突き抜けていて、という気がする。本やデータではなく、自分が見て感じたことをもとにして突っ走っているのが特徴かな。とはいえ、これはあくまでも僕が考える「なんかわからないけど、スゴイ」人であるし、かつ、僕の周りにいた人たちの特徴でもある。だから、これが正解だというわけではない。ショーンにも、ショーンなりの「なんかわからないけど、スゴイ」人のイメージがあるんだと思う。そういう意味で、今回の武者修行でのショーンの本気度や達成感は、どんな感じかな・・・って聞いてみたい気がする。ショーンは初日からタームの中でもリーダーシップを発揮しようと目立っていた。1日目から積極的に動こうとして、とても意欲が強くて前のめりなところが好印象だったなぁ。きっとショーンがもつ強い上昇志向によるところもあるんだと思う。そういう時こそ、ショーンを強力に支えてくれるのは、積極的に議論を交わしてくれる人だけではないのかもしれない。弱点を抱えた人、声を出せない人、思いがまとまらない人、動けない人・・・、そうした人たちとの同じ目線からの対話。きっと、そこから始まるところも大きいんじゃないかなって思う。新しいリーダーシップを模索してみてほしいな。僕の中でショーンへの期待が強いので、何かプラスオンできないかなと思ってまとめてみました!今後の活躍を期待しています!
チーム「素的」手作りの竹製オリジナル箸ケース
セレクトショップ「Always in Hoi An」で「ニュープロダクト・ディベロップメントB」を担ったのが、チーム「素的」。この3人が最終的に提案した企画は「手作りの竹製オリジナル箸ケース」でした。
チームメンバーである、かつ、あすか、みっこという3名へのメッセージは次の通り!
■あすか:あすかは初日の自己紹介で「本当は大学1年生の時に武者修行に行きたかった」って言っていたよね。今回、実際に武者修行を経験してみての感想はどうだろう? 1年生の時に参加していた場合と、今回参加していた場合とで、きっと違っているんだろうな・・・。2019年春の旅革命研修に参加していた場合と、そうでなかった場合とでも、きっと違いがあるんだと思う。でも僕自身の勝手な思いを言うと、すべての出来事には意味があると思っていて、あすか自身にとっても、このタイミングで武者修行の学びを得たことは、きっとそれなりの意味合いがあるはずなんじゃないかなーって思う。あすかはホントよくがんばったよな・・・。全力を出しきれない状況にある序盤のあすかは気になっていたし、途中でどうなるかな・・・、一歩引いてあきらめてしまうかな・・・と見ていたけれど、あきらめながらも戻ってきた(ように見えた)。冷たい表現かもしれないけれど、あすかにとって、諦めずに戦うという選択をするよりも、いったん半ば諦めてしまった後に戻る経験をしたことは、かえって貴重な学びをもたらしたんじゃないかなって想像する。どんな学びを得たか、そしてそれを今後どう活かしていくか、あすかの今後が楽しみでなりません・・・。振り返ってみれば、この2週間、いろいろな面で格闘してきたと思う。諦めようとした時もあれば、また半ば諦めようとする時もあって、でもそれを乗り越える決断をした自分もいて。いろいろな自分と格闘した2週間だったのではないかな。うそのような話だけど、実際のところ「本気」を続けてみると、意外な奇跡が起きたりすることも経験できたんじゃないかと思う。その「本気」の姿勢を今後も忘れずにいてほしいなぁ。本気でギブし続けていると、楽しいことや嬉しい出会いが勝手に増えるはず!その意味でも「自分の限界」までチャレンジすることは大事なんだよね。本気で全力でやることで、はじめて自分の限界が見えてくる。自分の限界が見えた時、初めてそこで次の課題が見えてくる。次の課題を教えてくれる。目の前に山があったとして、がんばって頂上まで行くと、初めてその向こう側の景色が見えてくる。新しい場所が見えてくる。今度は、あそこへ行くぞー!ってなるんだよね。「向こう側に美しい場所があるかどうか、確認できないから行かない」という人と「行っちゃえ!」っていう人がいて。どちらが正解というわけではないけれど、人生の中ではきっと、あきらめないことによってしか見えてこない世界があるような気がするな。毎日の「振り返りシート」は本当にすごかったけど、とりわけ最後に書いていた「問いと答え」は、まさに自走式エンジンを積んでいる証拠で、読んでいて感動したよ!本気でギブし続けることで世界をサポートして下さい。応援しています!
■みっこ:みっこがいう「表現者」って、きっと「幸せと理想のためのチェンジメーカー」のことを指すんだろうな・・・というのは、2週間のみっこの様子を見ていて僕が思ったこと。理想をカタチにしたり、社会の課題を解決したり、今までにない繋がりをつくったり。そしてそこには「自分らしさ」がちゃんと土台にあって。いい理想だよなぁ・・・って、勝手な僕のイメージだけど。偶然にも、数日前スラバヤのモールを歩いていたら工事中の店舗があって、店を覆い隠すための幕に大きくこんなコピーが書いてあってね。「ファッションは、言葉を使わずに自己表現できる手段だ」って。写真を撮り忘れたけど、すぐにみっこのことを思い出した!(笑) この2週間を振り返ると、みっこもホントによく頑張りぬいたね・・・。初日の自己紹介で、「一人で頑張るのが好きで、チームで取り組むのは苦手」って言ってたよね。逃げたくなるような時、絶望するような時、涙が止まらないような時もあったと思う。でも、どんなに困難な局面にぶちあたっても、みっこの表情には不思議と絶望感が無くて、必ずどこかに「でも、なんとかやるっきゃない!」っていう意志があったんだよね。僕にはそう見えた。その意志が消えない限り、たとえどんなに小さな灯であれ、それが消えない限りは大丈夫だろうな・・・って見ていて。本当に苦労が絶えなかったはずだけど、ちゃんとチームでやりきったのは見事としか言いようがない。ビジネスやりたいのに、ビジネスが進められない。そんな中、残りの日にちもない焦り。ビジネスを進めようとする段階になって、いざ竹職人にお願いしても、停電で作れない! えーっっていう絶望感。諦めそうになっても、最後の灯を消さなかったみっこの強さなんだろうなぁ。「最後の最後まで、小さくても灯を消さない」というのは、きっとみっこが持つ武器なんだと思う。毎日の活動の中で、ただでさえ時間がない中、振り返りシートもギッシリ書いていた。活動中に眠そうな姿を何度も見て「たしかにそうだよなぁ」って思ったりもして(笑)ありえないくらいにホントに格闘したねぇ。ビジネス面でも単に商品をつくるだけでなく、付加価値をどうするか、プロモーションをどう工夫するかまで、しっかり目配せをしていた。効果測定の2日間では、お客様の反応を見聞きしながら、しっかりとチーム3人で考えて、仮説を立てて、すぐにPDCA回して、またお客様と対応して・・・。あの2日間の試行錯誤はすごかった!デザイナーを味方にできたのも見事。総括すると、あきらめなかったからこそチームの総力戦ができたってことなんじゃないかな。全チームの中で唯一の、条件付きでない「採用」チーム。おめでとう!いつかインドネシアのスラバヤで会いましょう。Sampai ketemu lagi!!
チーム「チームA」商品POPや店頭商品の陳列、看板、マネキンなど
セレクトショップ「Always in Hoi An」で「インサイド&アウトサイド・プロモーションA」を担ったのが、チーム「チームA」。この3人が最終的に提案した企画は「商品POPや店頭商品の陳列、看板、マネキンなど」でした。
チームメンバーである、えぬ、ゆうすけ、あきという3名へのメッセージは次の通り!
■ゆうすけ:自分から踏み出さなければ平凡な4年間で終わってしまう。しかし、自ら踏み出し挑戦することで可能性は無限に広がる・・・。日本基準ではなく世界基準でものを考えることこそが、これからの世界には大切。そういう確固とした信念を力強く内に秘めていたのがゆうすけだったなぁという気がする。そのためにも現場に立ち、顧客の声を感じ取ることが大事だって。それはきっと、ゆうすけが大学で心理学や脳科学の実験や研究をする中で感じられたことだろうし、またホームレス支援をやってきて感じたことなのかもしれない。ゆうすけは初日の自己紹介でも語っていた通り、おとなしいところがあって、でも全力でやりたいという熱い想いもあって。最初の頃はなかなか表に出ることができなかったかもしれないけれど、一方で毎日の振り返りシートはたくさん、しかも全ての日にわたって1日も欠かすこと無く、びっしとと書き続けた。この想いや思考が行動に出ていくと強いだろうなぁ・・・って思っていたんだけど、途中からどんどん全面に出てきてびっくりした! それは朝礼や終礼の時だけでなく、現場で地道に顧客の声を拾い続け、地道に改善を繰り返したところからもわかる。目立ちにくいけど、じーっと見ていると、ゆうすけの行動量と熱量は半端ないんだよね。ビジネスだけでなくコミュニケーションも学びたいというゆうすけにとって、活動期間中には発見や成長もあれば、超えがたい試練もあったかもしれない。ゆうすけがどこまでチャレンジができたのか、どこまで徹底的にやりきれたのかは、きっと今のゆうすけなら答えをもっていると思う。しかし僕が見るに、ゆうすけが武者修行の中で見つけた大きなポイントの一つは、きっと「人と語ることで自分が見えてくる」ということだったんじゃないかな。人と対話を重ねていくことで、自分が気づいていないような自分の魅力や長所を見つけることができる。意外な弱点も見えてくる。今まで曖昧としていた自己分析も、なんだ、そうすれば見えちゃうんだ!っていう発見。きっとゆうすけにとっては大きな武器になったんじゃないかなって想像するなぁ。それはビジネス活動においても同じことが言えて、そのタイミングからじゃないかな、ゆうすけのPOPの企画が急進したのは。企画も人生もそう。自分ひとりを理解するのすら大変なのに、相手を理解するのはもっと大変。だからこそ、自分についても相手についても、先入観を取っ払って、じっくりと見たり、聞いたり、語ったり・・・ということが人生の豊かさにつながるのかもしれないね。ゆうすけの今後の格闘を楽しみにしています!
■あき:あきがすごいのは振り返りシート。終日オフの分まで含めて全日びっしり書き続けた。毎日の中から、できるだけ多くの学びを得たいという意志の表れなんだろうなと。武者修行に参加することだけでも、もしかしたら大きなチャレンジだったんじゃないかな。最後の移動日にも、わざわざ個人面談を入れてくれたのは、最後の最後まで学びを得たい!という強い思いがあったんだろうな・・・と受け止めています。あきが思い描く「人をつなげることで社会に貢献したい」という想いは素晴らしくて、武者修行からの学びや気付きが少しでもプラスに働いてくれたらと願うばかり。そんな中、僕が見るあきのキーワードは、行動する、やりきる、おもいやるという3つかな。2週間の毎日を一生懸命にもがいていく中で、少しずつ気づいたり発見したこともあると思う。また同時に、新たに見つけてしまった課題もあったかもしれない。もちろん2週間の中では、たくさん向き合うことがあり、チャレンジもしてきたと思う。でも今後もさらに磨きをかけていきたいのであれば、この3点はぜひ強化していくといいんじゃないかな。チャレンジすると成長の材料が得られるけれど、チャレンジしないと成長の素材が得られない。それを自ら掴むかどうか・・・だね。また、将来の希望の進路を自らに近づけていくためのヒントやコツは最終日に伝えた通りなので、ぜひ自分にできるところから着手してみてほしい。できるだけたくさんの人に会い、できるだけたくさんの現場に触れることを貪欲にチャレンジしていこう。その際はぜひ「既存の枠にとらわれない」で、ありえないような自由な発想でやってみてほしいな。そしてまた、バディーやチームメンバー、タームメンバー、武者卒業生など、あらゆる武者コミュニティを活用していこう。そうすることで、日本に帰ってからも、自分自身の武者修行を続けていってほしいと願っています。またそれに加えて、そうした成長支援コミュニティーに入るこむだけでなく、自らがそんな成長支援コミュニティーを創っていけるといいねー!今後の活躍を応援しています!
日本に帰ってからも武者修行を!!
ホイアンでの武者修行は終了しました。けれどもメンバーのみんなには、引き続き成長を続けてほしいなと願っています。そしてまた、武者修行で身につけたチカラは、自分の成長に役立てるだけでなく、ぜひ周りの人たちのためにも役立てて欲しいと。
日本に帰ってからも武者修行。日本に帰ってからが、真の武者修行のスタートです。ファシリテーター無しでの新たな武者修行をスタートさせてほしいなと。プログラム1日目とは様変わりしたメンバーたち。「自信をもって、がんばれ!」と言ってあげたいです。
そして、今回の担当ファシリテーターとコーディネーターと最後の打ち上げで。たかさん、さとこさん、すみす。本当にありがとうございました!!
そして最後に・・・、武者修行でベトナムに長期滞在しているために、遠くから待っていてくれた妻の香織、長女の理心、そして長男の豪太に改めての感謝。
家族の応援があってこその武者修行です。そして私自身、武者修行で学んだことが、家族にも還元できていることはとてもうれしいこと。今回新たに学ばせてもらったことは、家族の幸せのためにも活かしていければと思っています。
というわけで、皆さん、本当にありがとう。
【参考】いままで担当させていただいた武者修行プログラムの記録
【参考】武者修行プログラムの2週間の活動内容は?
なお「武者修行プログラム」の詳細はこちらです。
「プログラム内容」や「武者修行で得られること」、「参加者の声」なども掲載されています。
なお、2週間プログラムの内容について、それぞれの日にちごとの概要をブログで紹介したものは次の通り。2017年春第1タームの事例です。
1日目:「キックオフ」 2日目:各チームがビジネス企画の活動をする1日目 3日目:各チームがビジネス企画の活動をする2日目 4日目:英語による中間発表、そしてチーム面談 5日目:終日OFF 6日目:ビジネス企画の活動+個人面談 7日目:ビジネス企画の活動+個人面談(2日目) 8日目:ビジネス企画の活動+ビジネス面談 9日目:ビジネス企画の活動 10日目:効果測定(1日目) 11日目:効果測定(2日目) 12日目:最終発表 13日目:クロージング・セッション |