さて、久しぶりに育児ブログです。育児ブログは、なぜか女性からのウケが良く、「ぜひまた出してください!」というリクエスト、私の予想以上にいただきます。
というわけで、ちょうど1歳を迎えた前後の息子の様子を書いておきたいと思います。
(これは、自分の備忘録の意味もあり。後日すごく役立つのです)
今回の内容は、1歳を迎える息子の入院と退院についての話です。親の「付き添い入院」を初めて体験しました。かなり大変な苦労だったので、乗り越えるためのヒントも含めて紹介します。
目次
1歳の子供が風邪で入院することに!
【写真:元気になってきたばかりの状態】
わが息子、ちょうど1歳を迎えました。娘はもうすぐ2歳。本当に早いです・・・。
(つまり、今は二人とも1歳です。双子ではありませんが)
「身近にお姉ちゃんがいる」ということもあってか、息子の成長スピードは速く、二本足で立ち上がる、ハイハイを早くこなす、などなど、お姉さんを見習えるがゆえの急成長が見て取れます。
そんな中・・・、息子が、なんと入院をしてしまいました。
風邪がしばらく続き、いつもならすぐ治るものの、なかなか治らず・・・。
妻の献身的かつ懸命な看病にもかかわらず、ある日の午前3時過ぎ、「やはり病院に行くべきだ」と判断。病院に急行し、夜間緊急外来で受付。点滴を施してもらいつつ、検査をしてもらうと・・・「入院の必要あり」と。
親の付き添い入院が必要と言われ・・・
実は、最初の子供(娘)も入院歴はあります。0際の時でした。ブログにも書いたとおりです。
ただ、今回の入院で大きな問題となったのは「親の24時間付き添い入院がマスト」という点です。
以前、1人目の子供がお世話になった病院は、夜間は看護婦さんたちが完全介護をしてくれました。そのため「親の付き添い入院」の必要はありませんでした。
しかし今回の病院は、完全介護ではなく、なんと!!!、保護者がベッド脇で寝泊り看護をしなくてはいけない、ということだったのです。
想像してみて下さい。それが何を意味するかを・・・。
突然の「24時間付き添い入院」親の負担は意外と大きい!つらい!
看護に当たる人間は、子供も介護をしつつ、子供の寝るベッドの脇で睡眠をとらなくてはいけない。病気ゆえに頻繁に起きるオムツ替えは、すべて即時に対応しないといけない。子供を置いて外出できないので、1日3食、すべてカップラーメンなどの生活に。
看護婦による完全介護の体制であれば、そんな風にはなりません。
親としても、もっと心の余裕を持って看病をすることが可能です。
でも・・・、
・ほとんど病室から外に出られない
・食事はレトルトにせざるを得ない
・昼夜を問わず、ずっと面倒を見なくてはいけない
となれば、いくら大人でも、それが何日も続けば、大いなる負担になります。
(一方で、1歳の長女のことも考えないといけないのです)
実際、私は合計4泊の付き添いをしましたが、確実に体に異変が起きました。
しかも私の場合、通常なら、「レトルト」モノは一切、口にせず、さらには毎日のように運動をする日常なので、生活リズムの崩壊は、如実に体に表れてきます。
(しかも、やはり心にも影響してきます)
「24時間付き添い入院」は、親にとって大きな負担になると、身をもって体感しました。
小さな子供の付き添い入院「夫婦のパートナーシップ」は必須!
【写真:1歳を迎えた息子】
でも、必死の看病のおかげによって、息子は無事に退院することができました。
看病に伴う、肉体的、精神的な負担をかえりみて、やはり思うのは、夫婦のパートナーシップの重要性です。夫婦で力をあわせる。親の力も借りる。ご近所さんにもご協力いただく・・・。
こうしたパートナーシップがなければ大変な状況になるのは確実です。これは「24時間付き添い入院」が大きな負担だったからこそ痛感できたことなのかもしれません。
子供の付き添い入院で試される「親と家族」の底力
こうした苦労をいくつも乗り越えてこそ、明るい未来が招来できるのだろうなぁと、改めて実感させられました。子供を通じて親が教育されるというのは事実ですね。
入院はつらいですが、それでも入院を通じて考えさせられたことは多く、これは非常にありがたいものだと思いました。「夫婦」、そして「家族」というものは、非常に重たいものだと痛感。その重みは、「神秘的」ですらあります。
【写真:回復して、ふとんで遊んだり・・・】
今回の病院の場所は妻の実家近く。しかも、私は仕事があるので、平日に病院に行って子供と付きっきりで看病するというわけにもいかず・・・。
息子が入院中の看病にともなって、長女は仲良しのご近所さん宅で寝泊り生活。そんな娘は、孤独だろうに孤独感を表出もせず、気丈に暮らしていたそうです。
複雑な環境と、複雑な思いのもとに、親には辛い表情も見せず、家族の緊急事態を察知して、一生懸命に頑張る姿。それこそ、1歳とか2歳であっても、人間としての大人の素質が十分に備わっている・・・。
実に人間は偉大である! そのことを強く実感させられた1週間でした。
子供の付き添い入院で痛感した「家族」の価値
家族というものは、実に素晴らしいユニットです。
健康である限り、家族を持つべきです。
でも、「つくる」ものではなく「授かる」ものなので、いかんともしがたいものではありますが、それは素晴らしい宝物。だから、子供を虐待する、殺す・・・というのは、いかなる事情があるにせよ、全くもって理解不能。家族の重たさは、何度かみしめようとも、噛み締めすぎることはありません。
【写真:退院の日に。どんどん人間的に・・・】
いまわからなくても、将来わかる時が必ず来る。
だから焦るな!と私は思います。
そして、それゆえにこそ、感謝、感謝。
【参考】0歳児の子供の入院に関するブログ記事
今回は息子の「1歳児での入院」を紹介しましたが、前述の通り、娘は「0歳児での入院」を2度も経験しています。参考になる方もいるかもしれません。こちらの記事も、ぜひどうぞ。
なお娘の入院の際は「病院スタッフによる完全介護」というシステムだったので、今回のような「付き添い入院」ではありませんでした。