今回ご紹介する書籍は、新刊「“ありえない”をブームにするニッチ戦略: パクチーハウス東京の10年」です。
「自分がやりたいことを、絶対にやりとげたい!」
「他人のレールを走るのではなく、自分のレールを走りたい!」
という、元気なあなた。
そして、
「みんなに反対されて、自分に自信がなくなっている・・・」
「やりたいことで生き抜く自信がない」
というあなた。
いずれの皆さんに対しても、ぜひオススメしたい本です。
(現在は、Amazonの電子書籍「kindle」のみでの発刊です)
目次
パクチーハウスを創造した佐谷恭さんの魅力
著者の佐谷恭さんは、私が尊敬する同世代経営者の1人。世田谷区の経堂にあるパクチー専門レストラン「パクチーハウス東京」の経営者です。
「できるか、できないか」ではなく「やるか、やらないか」が人生を切り開く大きな一歩であることを信じて疑わない私にとって、著者である佐谷さんは、非常に波長の合う経営者。何でもやってやろう!というアグレッシブさが半端ないのです。
誰かのレールに乗って生きるのか、自分でレールを引くのか
世の中には、前例にとらわれたり、社会の慣習に縛られたりしている人がたくさんいます。もちろん、それが悪いことだとは言いません。社会の秩序が保たれたり、あるいは家族の平和が保たれたりという側面もあるでしょう。
でも、もし自分のやりたいことが明確だったり、あるいは「自分なりに何かを成し遂げたい!」と強く願うなら、ぜひチャレンジすべきではないかというのが私の考えです。
そんな佐谷さんが、どういう発想をして起業に至り、起業してからの十年間をどのように戦ってきたのか。特にその「発想」や、「その行動を選択した理由」が非常によく伝わってくるのが本書です。
本書「パクチーハウスの10年」は、こんな人に読んでほしい!!
最初にお会いしてから十年が過ぎますが、そんな私でも「へぇ・・・」と思えるところがいくつも。そして、アグレッシブな佐谷さんならではの発想のスタイルが透けて見えてくる良書だと感じました。
「自分がやりたいことを、絶対にやりとげたい!」
「他人のレールを走るのではなく、自分のレールを走りたい!」
という、元気なあなた。
そんなあなたでも、
「みんなに反対されて、自分に自信がなくなっている・・・」
「やりたいことで生き抜く自信がない」
ということもありますよね。
そんなあなたには、実に刺激にあふれた本になっているはず。短いのに、とっても大事なことをコンパクトに伝えてくれるオススメ本。私もあらためて刺激を受けましたよ。
思いつきのアイディアのようで、きちんと結果を出せる佐谷恭さんのすごさ
本当にアイディアマンで、何か思いつくと「さぁ、やってみよう!」という行動力が半端ない。例えば、これ、見てください。彼の経歴に付記されているものです。
■その他関わっていること
・日本パクチー狂会会長(2005年7月1日~) |
ふざけていると思います? 普通はそう思いますよね。
でも・・・ですね。この十年の彼の活動を見てきた私だからこそ言いますが、これらの肩書を名乗ることで、さらにさらに彼は活動の幅を広げることに成功できているんです。なんでもやってみるものでしょう?(ホントなんです)
「ありえないをブームにするニッチ戦略」で印象に残った部分
最後に、本書の中で、私が印象的に残った部分をご紹介します。あくまでも私にとって印象に残った部分。少しでも興味を感じられたら、ぜひ実際に本書を読んでみることをオススメします。
そして「なるほど!」と思った方は、ぜひ経堂の「パクチーハウス東京」を訪れてみて下さい。佐谷さんとおしゃべりしてみて下さい。
お店に行って、実際に「パクチーハウス」を体験してみると、必ずや本書をもう一度はじめから読みたくなること、間違いなしですよ!
■印象に残った部分:
人と違う考えでも、自信を持って主張することで初めて認められる—。これは僕が旅を通じて、文化の異なる人たちとたくさん出会ったことで気づいたことです。誰がなんと言おうと自分のしたいことをするのは絶対的に大事で、規模の大小は関係ありません。独自の世界観を持つことで、世界に通じることができると思っています。 「いいね!」が少なくても信念を貫き、視野を広くして世界のどこかに同志を見つけるということです。そのために必要なのは情報発信を続けることと、目先をコロコロ変えずにしつこく対象を追っていくこと トレンドを追うことは、「時代を作る」という観点から最も真逆な行為だということがわかると思います。しつこく行動を繰り返せば時代ができちゃうかもしれません。 |
■内容紹介(amazonより) 「ありえない」とされたパクチー料理専門店。ビジネスとして成立させるだけでなく、唯一無二の場所として確立させるためにしてきた工夫とは。マニアックと言われようと「パクチー料理」というジャンルを勝手に作り、それを広めるためにしていたのはパクチーを愛することだけでなく、世の中の全ての現象をパクチーと結びつける強引さであった。 |
【参考】佐谷恭さんのパクチーハウスに関するブログ記事
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