今回ご紹介するのは、ジャカルタの中華街にある「山東餃子68」。
いやぁ、驚いた!
こんなにおいしい餃子がジャカルタで食べられるだなんて!
「餃子がおいしい」と聞かされていた店はジャカルタにいくつかありますが、この店は私にとっては確実にナンバーワン。実はあまり期待しないで立ち寄ってみたのですが、ひとくち食べてみて、びっくりです・・・。日本にある餃子の名店と比べても、かなりのところまで行くんじゃないかと思いますよ。
というわけで、今回ご紹介するのはジャカルタ北部の中華街にある「山東餃子68」、別の名を「Santong Kuo Tieh Sue Kiaw 68」です。
目次
ジャカルタ中華街にある「山東餃子68」の場所は?
【写真:「山東餃子68」の入口に掲げられた、控えめな看板】
「山東餃子68」の場所は、ジャカルタ北部。コタ地区と呼ばれる中華街エリアにあります。
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歴史が鍛えた「ジャカルタ餃子」との新聞記事も
この餃子の名店、「山東餃子68」を知ったきっかけは、1週間前の産経新聞でした。
■【アジア味覚紀行】歴史が鍛えた「ジャカルタ餃子」 地元住民から駐在員まで…文化の交差点に咲いた「逸品」のとりこに- 産経ニュース |
記事で紹介されていたのが、今回ブログで取り上げる中華料理店、「山東餃子68」(Santong Kuo Tieh Sue Kiaw 68)だったのです。
Santongは山東。
Kou Tiehは、鍋貼で、鉄鍋焼き餃子。
Sue Kiawは、水餃で、ゆで餃子のことです
■【アジア味覚紀行】歴史が鍛えた「ジャカルタ餃子」 地元住民から駐在員まで…文化の交差点に咲いた「逸品」のとりこに(6/6ページ) – 産経ニュース
店主によると、餃子は1日で平日は2000個、休日は3000個が売れるという。そんな話をしていると、常連客らしき男性が「だったら高級ショッピングモールにも出店しろよ。もっともうかるだろ」と冷やかしを入れた。即座に店主は「絶対にしない。この場所でやっていくぞ」と反論した。華僑として異国に渡った父親の味を受け継いだ。 |
ジャカルタコタ地区の中華街、いかにもローカルなお店!!
「山東餃子68」は、目立たない感じの場所にあり、しかも、とっても小さな看板。事前に知っていなければ、きっと入らないお店だと思います。
店の外では、スタッフが大量の餃子をつくっていました。
見るからにおいしそう!
中に入ると、すぐ左のレジ台に店主が。
にこやかに「ようこそ」と。
重い歴史を背負う、ジャカルタ中華街の「山東餃子68」
「山東餃子68」のお店の中は、ローカルな雰囲気が満載。
産経新聞の記事には、こうあります。
■【アジア味覚紀行】歴史が鍛えた「ジャカルタ餃子」 地元住民から駐在員まで…文化の交差点に咲いた「逸品」のとりこに(4/6ページ) – 産経ニュース
店主に聞くと、父親で故人のティー・ソン・チュアンさんが1950年代、中国・山東省からジャカルタに移住した。華僑としてこの地で餃子店を始めたのは1968年で屋号の68もここから来るとか。故郷の味を現地の同胞に楽しんでもらおうと、試行錯誤を続けてきた。 |
「山東餃子68」は、創業からすでに半世紀が経つんですね・・・。
インドネシアのこの半世紀の歴史。それはまさに激動の歴史ですが、特に中華系の人たちにとっては、なんとも言えない複雑な半世紀だったことでしょう。
店主の「ようこそ」という笑顔には、何とも言えない、複雑な背景の年輪が感じられて。もう、それこそ・・・艱難辛苦を乗り越えたがゆえに現在の境地にたどり着けたであろう、「にこやかな長老」という貫禄です。「山東餃子68」の歴史は奥深い!!
「山東餃子68」の鍋貼(鉄鍋焼き餃子)を食べる!!
今回のランチでいただいたのは、店の名物である「Kou Tieh」です。「鍋貼」で、鉄鍋焼き餃子のこと。10個セットのみ。注文してから、すぐに出てきましたよ。
ひとくち食べて、もう驚きの味わい。
中をひらくと、こんな感じです。
陳腐な表現になりますが、とにかくおいしい。
中身もぎっしり。
皮は薄くて、食べやすく、「餃子だぞ!」という強い主張がないのに、いただくだけでものすごい満足感に包まれるという不思議。
本当にびっくりしましたよ。
とにかく来て! 食べてみて!
インドネシアのビンタンビールや、ニンニクとの味わいも最高!!
ビールとの味わいも最高。そなえつけのニンニクとの相性も抜群。
インドネシアのチリソース「サンバル」だって、ちゃんと用意されていて、しかも2種類も!
いやぁ、こんなお店が家のそばにあったら危険です・・・。
確実に通ってしまうでしょう。
【写真:同店のメニューより】
名物の水餃子にもチャレンジしたい!!
今回のランチでは、この焼き餃子だけでお腹がいっぱいになってしまい、もう本当に悔しい気分。だって、このおいしさだったら、水餃子だって、あるいは別の中華料理だって、絶品に決まっているんですから。
「山東餃子68」の水餃子にもチャレンジしたかったのですが、もう無理でした・・・。
次回ジャカルタに行く際には、必ずまた行くでしょう。
できることなら、ぜひ、家族を連れて、1日のうちでランチと夕食と連続で案内したい。
そんなお店でした。
いやぁ、素晴らしいお店に出会えてよかった!
【参考】ジャカルタ北部のオススメ中華料理店
ジャカルタ北部にあるオススメの中華料理店をご紹介しています。こちらも、ぜひどうぞ。
【参考】B級グルメが好きなら「ジャカルタぐるめ会」に参加しよう
ジャカルタのローカルフードを楽しみたいなら、ローカルグルメ好きで集まる日本人コミュニティ「ジャカルタぐるめ会」をオススメします。
定期的に集まって、ジャカルタのローカルグルメをみんなで堪能しようという会です。2019年にスタートした会で、2020年からは私が運営を引き継がせていただくことになりました。
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【 時の運と人の縁を極める日々の記録 】 渡邉 裕晃
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